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無料記事:トンカツを食え! 浦安が伝える古き良き日本の文化[Fリーグ第6節](2017/7/10)

DUARIG Fリーグ2017/2018 第6節
バルドラール浦安 5-4 ヴォスクオーレ仙台
2017年7月9日(日) 浦安市総合体育館 観客数:565人
[得点経過]
1-0 06分23秒 浦安 8 加藤竜馬
2-0 09分40秒 浦安 24 永島俊
2-1 13分45秒 仙台 12 マルロン
2-2 18分26秒 仙台 18 永野雅也
3-2 21分37秒 浦安 8 加藤竜馬
4-2 23分22秒 浦安 3 ディドゥダ
5-2 27分41秒 浦安 20 野村啓介
5-3 35分11秒 仙台   オウンゴール
5-4 37分44秒 仙台 6 アレックス

▼その罪な言葉、我らが引き受けよう

最終戦は右サイドからうま味成分があふれ出る。セットプレーから立て続けにミドルを放つ浦安が、新外国人選手加入で話題の牛タンが名物の仙台を崩す。戦いを挑む前にはトンカツを食え! 高橋監督が責任を押し付けた迷言の罪は喜んで受けよう、浦安サポーターたちよ。AbemaTVシリーズ 浦安ラウンド、第6節にして春の到来である。

まとめ◆デジタルピヴォ! 佐藤功

 

高橋健介監督

高橋 勝ててよかった、本当にそういう試合じゃないかなと思います。コントロールしなきゃいけない時間も多かったですし、もっと点を取れるシーン、決定機も5点以上作っていました。自分たちで試合を難しくしてしまいましたが、それでも勝ち切ったということが今の自分たちにとってはすごく重要なことなのかなと思います。これで何か成し遂げたということではないので、ここを通過点として新しいスタートとして今までやってきたことを信じて続けていく、そういう試合だったかなと思います。それは選手自身もみんなが感じていると思います。

――今まで先制されていましたが、今日は先制をして追加点を取れる、そこが大きかったと思いますが。

高橋 結局、同点に追いつかれているんで、またこの展開かという流れでした。自分たちが追加点をトントンと取って主導権を握れる、コントロールしきれるハズの展開からまた失点を重ねてしまった。流れをうまくコントロールできなかったのは反省点ですし、チームとしても20にしてからの展開は非常にもったいない。

内容に関しては今日の試合よりも、負けていたここ何試合の方がいい部分があったんじゃないかなと思います。これからは、内容が伴った勝利の確率が高くなってくると思っているので、両方詰まった試合がこれからできるようになっていければいいと思います。

――5点を取ったこと、初勝利の改めて思いをお願いします。

高橋 フィニッシュの部分では、決定機の数をまず増やすという作業を僕たちはプレシーズンからやってきて、その数は確実に増えてきた。その中で最後に仕留めるというところをこの週末の試合に向けていっぱいはかなりいってきた。苦しい展開の中で、しっかり追加点を取るところで落ち着いていいフィニッシュがあったというのは非常にポジティブな要素だと思います。とはいえ、もっともっと精度を上げていく必要もあるのでトレーニングをしなきゃいけないと思います。

初勝利に関しては、今日妻が試合前に「トンカツ食べてるから」といっていたんで、そのおかげもあるんじゃないかなと。この場でいえといってたんで、鬼嫁と書いといてください。僕がいったということじゃなくて。

 鬼嫁のトンカツが効いたと。

高橋 オレがいったというと問題になるから。健介だけに鬼嫁みたいな感じで書いてくれれば、誰かが書いてくれればいいかなみたいな。

ここ数週間ずっとホームゲームが続いていて、ボランティアのみなさんも下部組織のみんなも、一緒にやっているスタッフも可能性を高めるための仕事をずっとやってきました。全員でスタッフもサポーターも含めて、全員で苦しみながら勝ち取った勝ち点3なんじゃないかなと思います。感謝の気持ちしかないです、ありがとうございます。セットプレーとかでゴールを取れているというのは仕事のひとつの成果だと思っているので、これを自分たちの本当の力に変えて、勝ち点3を積み上げられるようにこれからしっかり練習していきたいと思います。全然うれしいという感じじゃないんですけどね、実際は。

 

星翔太キャプテン

 監督もいったように、勝ったことがすべてだなと思います。試合は勝ち点3以上のものは得られない。選手たちの試合の後の表情を見ればわかるように、勝ち点3を取ったからすごく喜んでいるわけじゃなくて、自分たちの中身に対して不満はあるしまだまだできていない。目指しているゴールがはるか遠くにあるので、そのステップの途中だとみんなが認識しているからこその表情だと思いますし、全員が手放しで喜んでいないことがすごくいいことだと思います。もっと喜べたら、喜べるような勝ちが来ることを祈りながら日々練習を続けていくしかない。そういう日が来るのが楽しみになる試合だったと思います。

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