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無料記事:王者は彼らなので謙虚な気持ちで臨みます[Fリーグ第10節](名古屋・ペドロ コスタ監督)(2017/8/9)

 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第10節
ヴォスクオーレ仙台 1-4 名古屋オーシャンズ
2017年8月6日(日) 小田原アリーナ 観客数:702人
[得点経過]
0-1 02分09秒 名古屋 18 齋藤功一
0-2 02分53秒 名古屋 10 ヴァルチーニョ
0-3 04分25秒 名古屋 19 橋本優也
1-3  09分03秒 仙台  11 井上卓
1-4  33分32秒 名古屋  11 ルイジーニョ 第2PK

 

圧倒的な強さをみせる名古屋オーシャンズ(以下名古屋)であるが、ペドロ コスタ監督は「まだまだ成長できる。もっとよいパフォーマンスができると感じられる今シーズンのメンバー」と表現した。また、「外国籍選手に代表クラスの選手と経験のある選手を身近に感じている」と星龍太はいう。昨シーズンの屈辱に、昨シーズン監督がつくったベースもあり、いろいろな意味での経験を加えて、王座奪還の強い思いと謙虚さ。さらには油断もないというところですきが見えない名古屋であるが、その名古屋に対してシュライカー大阪(以下大阪)はどこまで対抗できるか。8月11日今シーズン初めての戦争がぼっ発する。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下はペドロ コスタ監督と星龍太選手の記者会見。

 

ペドロ コスタ監督

試合を振り返って。
「今日の試合に関しては、立ち上がりから流れもよく、スムーズに入れましたが、そこから苦戦したゲームだったかなと思います。3-0まで行きましたが、そこから流れをつくれず、相手がそこで盛り上がってしまい苦戦した時間帯がありました。しかし、そこでスコアをキープできたのはよかった部分ではないかなと思います。2連戦の中、しっかりと私たちの目標は達成できました。点を獲って目立った選手だけでなく、隣にいる星選手であったり、目立たないプレーで犠牲になって、チームのために戦ってくれています。ほんとうに選手全員に感謝しています。今日の試合を振り返って、立ち上がりはよかったのですが、それ以降に苦戦した要因や課題が残った試合になってしまいましたが、仙台も質がよく、気持ちの入ったフットサルを今日はしてきて、それにわたしたちは苦戦してしまったという要因もあったのかなと思います」

 

 

星龍太選手

試合を振り返って。
「最初の3点まではよかったのですが、そこから流れを悪くしてしまったのは、中にいる選手の心の問題なのかなと思います。毎年、こういう試合はあるので、こういった試合を減らさなくてはいけないと思います。そこは選手ひとりひとりの自覚とか、そういうところが問題になってきます。仙台は今勝てていないですけど、そこの順位にいるべきチームではないと思っていますし、しっかりとリスペクトして戦うことが大事だと思います。次戦えば、悪い結果になる可能性もあるので、しっかり1試合1試合入って戦うことが今後仙台だけでなくどのチームと戦ううえでも大事なのかなと思います」

 

以下は質疑応答。

Pivo!:最下位のチームとは思えないというとのことでしたが、気持ちを含めて、戦ってみてどういったところにそう感じましたか?

星:語弊がもしあったら、申し訳ないですが、今までは3点差ついたらあきらめてしまう選手もいたように思えました。しかし、今シーズンは戦っている全選手は気持ちを緩めずに引き締まった試合になりましたし、最後まで気の抜けない試合になりました。怖さもありましたし、その順位にいるべきでないと戦って思いました。

Pivo!:仙台に限らず、湘南や浜松も含めて、現在Fリーグ全体のレベルが上がってきているように思えますが、その中でまだ終わってませんが、第1クールでの総括や現状の課題について教えてください。

星:リーグ全体、日本のフットサルのレベルは上がっていて、どの試合も気の抜けない試合で、どことやっても常に集中していないと勝てないですが、そこで勝ち切れているのは外国籍選手に代表クラスの選手と経験のある選手を身近に感じて、また、今この結果にいるのも昨シーズン悔しい思いをした中でおごらずにプレーができているのが大きいと思います。次に大阪と北海道と戦い、第1クールが終わりますが、そこで、もし、大阪に勝ったとしても、現段階で1位にいるだけですし、常に相手をリスペクトするのが大事です。これまで以上にもっとコミュニケーションをとりコンビネーションを高めることでもっとチームはよくなると思うので、現状に満足せずに進み続けることが大事だと思います。

コスタ:各チームスタッフがより研究をしていて、戦略のところでよりレベルが上がっています。全試合気が抜けなくて今までどの試合も非常に難しい試合でした。今日の試合はわたしたちのパフォーマンスもよくなかったです。しかし、それをポジティブにとらえるとまだまだ成長できる。もっとよいパフォーマンスができると感じられる今シーズンのメンバーです。全体の質を上げてブラッシュアップしたいと思います。

Pivo!:次の試合が大阪戦。今後を決めるうえで重要な試合となりますが、どんな試合になると想定していますか?

コスタ:そこでリーグが決まる試合ではないですが、よりシビアに研究して、たくさんの情報を選手に伝えたいと思います。通常どおりという形でかたくならずに準備したいと思います。もちろん大阪はライバル意識が昔からあり、そこにかける思いがありますし、チームとして勝ちにいきたい思いはあります。ただ、王者は彼らなので謙虚な気持ちでしっかりと情報を集めて対策を考えて臨みたい試合ではあります。

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