デジタルピヴォ! プラス

[Fリーグスーパーゴール解説 ピヴォ編その2]ダニエルサカイのゴールと、森岡薫の室田祐希へのアシスト!(2017/10/3)

ペスカドーラ町田を活性化させた♯22ダニエル サカイ(31歳)。日系人で2番目にセレソン入りを果たした偉大なキャリアの持ち主だ。(写真は第11節大阪戦より)

 

▪️町田 / フィクソがピヴォの位置で決めた反転シュート!

DUARIG Fリーグ2017/2018 第13節
バルドラール浦安 0-1 ペスカドーラ町田 
2017年9月2日(土) 武田テバオーシャンアリーナ 観客数:1,127人 
[クローズアップゴール]
0-1 30分46秒 町田 22 ダニエル サカイ

https://abema.tv/video/episode/38-134_s0_p11

 

相手ディフェンスに立ちはだかる動き

後半10分過ぎまで0-0の状態が続く緊迫したゲーム。1つのミスが命取りになりかねない中でペスカドーラ町田が勝負に出る。ピヴォの森岡が底でボールを持った瞬間、本来フィクソのダニエル サカイがバルドラール浦安の最終ラインの裏に入る動きを見せる。フィクソとピヴォのポジションチェンジだ。それこそ、ふらっと入ってきた感のあるダニエルが狙っていたのは、実は、ゴールに最も近い位置にいるディフェンス、永島の前だった。永島の動きを封じるように彼の前に立ちはだかると、そのタイミングを見計らって森岡からダニエルに速いパスが入る。ここから先は川さんの解説をベースに連続写真で追っていこう。

解説◆川康裕(東京都北区フットサル委員会委員長)
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

森岡が左サイドでボールを持つと、それを合図にダニエルが動き出す。

 

ダニエルの動きの軌道は相手最終ラインとゴレイロ藤原の間を目指しているかのように見えた。ところが永島に近づいたダニエルが進路を急に永島の前に変える。そして永島に背を向けようとしたタイミングで森岡がダニエルに向けてパスを放つ。

 

そのパスを右利きのダニエルがディフェンスの足が届きにくい左足でトラップする準備に入る。左足を狙った森岡のパスの精度と合わせて、このゴールの重要なポイントだ。

左足でトラップするダニエル。懸命に左足を伸ばしてカットに行く永島。ここでダニエルはボールを右足に持ち替えて反転に入る。

 

完全にマークをはがしてシュート態勢に入るダニエル。そうはさせじとゴレイロの藤原は一歩前に出て距離を詰める。

 

そのときすでにダニエルはトーキックシュート。

 

ダニエルの放ったボールは藤原の右腕の下を射抜いた。

(残り 2530文字/全文: 3558文字)

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