久保憲司のロック・エンサイクロペディア

CAN “Mushroom”  ・・・すごいでしょ。西洋のシンガーに影響を与えた日本人のシンガーがいるって (久保憲司)

 

 

カンのダモ鈴木さんの歌を本当はこんなこと歌っているんですよ、って解説することもないんですけどね。まさに聴いたとおりです。

 

ヘイ!ユー

お前はビタミンCがなくなっていく

「ビタミンC」

 

英語が聞き取れるようになって、カンは一体どんなことを歌っていたんだろうと思って、聴いていたら、こんな歌詞でびっくりしました。

 

 

カンですよ、いまだと一番重要バンドですよ。そんなバンドがお前ビタミンCがなくなっていくと歌っているのです。タバコを吸うからか、何でなくなるのかまったく分かりません。

歌詞が分かったらダモさんの歌い方から、ビタミンCを取らなあかんなという気にさせてくれますが、当たり前のことですが。

こんな当たり前のことを歌っていた人が世界のロック史を変えた男、セックス・ピストルズのジョニー・ロットンの歌い方に影響を与えていたのかと思うと恐ろしいです。

ジョニー・ロットンはダモさんを完全にパクるということをしていませんが、ハッピー・マンデーズのショーン・ライダーは完全にパクっています。

 

 

 

すごいでしょ。日本人のシンガーに影響を受けた西洋のシンガーがいるって。

これみんなもっと声を第二にして言った方がいいと思うんです。

ジョニー・ライドンなんか、パンク、ポスト・パンクで2回も音楽史を変えた男ですよ、その元ネタに日本人がいるなんて本当にすごいことだと思うのです。

ダモさんはそういうことをあまり気にしない人で、すごいんですよ。

「ダモさんのヴォーカル・スタイルって、ジミ・ヘンがロックの歴史を変えたくらい重要なんですよ」

「そうなの?あんまりそういうの気にしないんだよね」と言うくらいなのです。

「何言っているんですか、ロックを変えたジョン・ライドンに影響を与えたんですよ」

「そうなの」

 

 

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