縦に紡ぎし湘南の

【日々の景色】曺貴裁監督続投会見1/4

来季も引き続き湘南の指揮を執ることを先日発表した曺貴裁監督の続投会見が11月29日、平塚市馬入の練習場で行なわれました。

「こんにちは。監督として6シーズン目になりますが、2017年も湘南ベルマーレとともに戦うことを決めました。今年は成績的にはコーチ時代を合わせて3回目の降格ということで、大宮戦が終わったあとに自分のなかで無力感も一瞬感じましたし、クラブからは続投してくれと言われたものの、このチームに残って来季も指揮を執ることがこのクラブにとっていいことかどうか、僕にほとんどの責任があると思ってやっていたので、あの試合が終わったあと、来季の指揮を執ることは難しいかなと思っている時期も正直ありました。そこから甲府との試合、最後の名古屋との試合、天皇杯と挟むなかで、べつに負けてないから気持ちが変わったとかそんなことは一切なかったですけど、いろんな考えがあるなかで、ひとつはいまいる選手たちが、プロだから当然来年出入りもすると思いますけど、僕が考える成長=勝点3というか、選手の成長とグループの成長とチームの成長がひとつになって勝点3に繋げていくということにまだ限界はないと思えたし、いまいる選手が昨年いったんJ1で8位という成績を出して、それで伸びきったという印象があれば監督を引き受けるべきではなかったと思いますが、J2というステージになりますけど決して簡単なリーグではないのは分かってますし、そのなかで自分が指揮を執ることで選手個人の成長とそれに伴うクラブの成長に自分が少しでも力を貸せるのであればまだやらなければいけないと思えたし、やりたいと思えた。そういうなかで会社とよく話し、来年もお願いしますという話をさせていただきました。この世界プロなので選手も監督もスタッフも取り巻くひとも、やりたいと言ってもやめろと言われたらやることはできなくて、会社にやってくれとなぜそう言われているのか自分のなかで1回考えました。ただ、やってくれと言われてやると引き受けた限りは、今年も頑張ってやったつもりですけど、さらに来年は知恵とエネルギーをもっと出してJ2を謙虚に戦っていく姿勢を失くしてはいけないと思いますし、自分自身もほんとうにいままで積み上げてきてやったなかで、昨年も8位という結果になったことで、どうしてもそこの、貫かなければいけないところと変化させなければいけないところで自分自身も少し思い切りを出せなかったなという部分も、後悔はしてないですけどあとから考えると残っているところもあるので、それを来シーズンぜひ生かさなければいけない。ここでやりたいという選手の最大パワーを集めて来年度も湘南ほんとうに生きてるなと、また新しいチームになってこういうサッカーをできるようになったなと周りからも言ってもらえるように、また選手がその成長を感じられるようにやっていかなければいけないと思っています」

(残り 1039文字/全文: 2238文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ