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支配者は柴崎晃誠

 

森崎浩司アンバサダーは、G大阪戦のマン・オブ・ザ・マッチに柴崎晃誠選手をあげた。なるほど、と思える人選である。

多くのジャーナリストは、素晴らしいセーブを連発しゴールに鍵をかけた林卓人か、値千金のごーるを決めた工藤壮人の名前をあげていた。サッカーが「ゴールを決め、ゴールを守る」というスポーツである以上、林や工藤が当然、賞賛されてしかるべきだ。だが、そこで森崎アンバサダーは柴崎をリストアップする。サッカーというスポーツを知り尽くした、彼らしい判断だ。

青山敏弘が左膝の不調を訴えたのが、試合2日前。それまで柴崎はボランチではなくシャドーでのトレーニングを積んでいた。だが、青山のアクシデントによって柴崎がボランチに下がり、フェリペ・シウバがシャドーに入る。この形は決して初めてではないが、それにしても準備が足りないようにも感じた。

だが、それは全くの杞憂だった。

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