新潟戦の夜に考えたこと/記者・中野和也のダイアリー
新潟の地で勝つことは、それほど簡単なことではない。2007年、マルシオ・リシャルデスの2発によって沈んで以来、広島は新潟での公式戦不敗記録は11年目となったが、楽に勝てたのは相手が大量失点だけを怖れていた昨年の最終戦だけ。2015年、塩谷とカズのゴールで勝てた試合でも、内容や決定機では完全に上回られていた。かつて柳下監督に「こんなチームに負けたことが、腹がたつ」と言われたこともあったが、そういう言葉が不思議に聞こえないほどの内容は、広島対新潟戦では決して珍しくはない現象である。
そういう中で奪った勝点1。大きなプラスではないが、大きなマイナスでもないと考える方が健康的だ。
そう考えようと必死になった。そう思わないと、やってられない気分だったのだ。
(残り 2881文字/全文: 3303文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ