【インタビュー】竹本一彦ゼネラルマネージャーの沖縄キャンプ総括・後編(2016/02/04)
東京ヴェルディは、1月22日から2月1日まで沖縄キャンプを実施。11日間でニューイヤーカップ沖縄ラウンド3試合に加え、練習試合1試合をこなすハードな日程だった。このキャンプを通じて見えてきたものは何か。現状、チームのストロングポイントと課題は。竹本一彦GMに訊いた。今回はその後編。
■冨樫剛一監督の変化
――練習が終わったあとの冨樫監督は大抵いつも笑っている方ですが、今回の沖縄キャンプ、ダウンやストレッチをしている選手を見つめるとき、ふと険しい表情をしていることが何度かあったんです。
「ああ、そう」
――昨年までは見た記憶がないんですよね。背筋のあたりが、ぞわっとしましたよ。初めて、ちょっと怖いと思いました。何かを厳しく見定めるような眼をしていたので。もちろん私は練習や試合での監督しか知りません。コーチ室やひとりになったときはそういう顔をすることもあっただろうと想像します。監督業のプレッシャーは尋常ではないでしょうから。竹本GMは冨樫監督について、何か変化を感じることはありますか?
「う~ん、どうかな」
――わりとキャンプ終盤のほうでしたから、さては東京に帰ってからどこのラーメン屋(監督の好物)に行こうか考えてたんすかね。いや、まさかそんなわけが。
「あのさ、この前の五輪代表の韓国戦、観ました?」
――はい、那覇のスポーツバーで。お見事でしたね。大会前は優勝するとは思いませんでした。
「手倉森監督の采配、ズバリ的中したよね。劣勢に立たされ、頼むぞと投入した浅野拓磨(サンフレッチェ広島)が2ゴールの大活躍。これは監督冥利に尽きるんですよ」
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