「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐28[H] ツエーゲン金沢戦のポイント(2016/08/11)

今季2点目が期待される杉本竜士。

今季2点目が期待される杉本竜士。

J2第28節、東京ヴェルディ(18位=勝点29/7勝8分12敗 得失点-12)は、ツエーゲン金沢(21位=勝点24/5勝9分13敗 得失点-16)と、味の素スタジアムで対戦する。過去の対戦成績は東京Vの2分1敗。まだ勝ったことのない相手だ。
このゲーム、残留争いの観点からは6ポイントマッチである。しかも、今日はこちらのホーム。負けられないのは当然として、勝ち切ることが求められる一戦だ。

■リスクを背負っても崩してはいけないこと

左サイドから攻撃の起点になっている安在和樹は言う。

「金沢は守備のブロックをしっかりつくってくるチーム。スペースはあまりないでしょうね。こちらがカウンターを仕掛ける形を多くつくれれば理想的ですけど」

前に人数をかけてくるチームではないため、狙いはショートカウンターになる。奪ったボールをどう運び、金沢のゴールを攻略するか。

「攻撃は手数をかけず、積極的に裏を取って押し込む。押し込んで、シュートで終わるのが大事。途中で相手に食われ、カウンターを受けるのは避けたいです。そうなってしまうと相手の思うツボですから。意識的に攻撃の区切りをつけていったほうがいいと思います」

仮に東京Vが先制し、優位にゲームを進められるのであれば、懸念材料はほとんどない。前回、アウェーでの対戦は先制しながら追いつかれてしまったが、その頃とはチームの中身が違う。同じ轍を踏むことはないだろう。

問題は、金沢の組織的な守備に穴を空けられず、イーブンの状態でゲームが長く推移した場合だ。最悪、ビハインドの状況だってありえる。そのときはバランスを崩してでも前に出て行かなければならない。

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