「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】天皇杯-2 ロアッソ熊本戦のポイント(2016/09/03)

「天皇杯も当然勝ちに行く」と語る冨樫剛一監督。

「天皇杯も当然勝ちに行く」と語る冨樫剛一監督。

天皇杯2回戦、東京ヴェルディは、ロアッソ熊本とうまかな・よかなスタジアムで対戦する。
伝統と格式をもつ国内最大のカップ戦だが、勝ち進むにつれリーグ戦との兼ね合いの面で難しさが出てくる。J2残留争いから抜け出せていない現状では、なおさら配慮が必要になってくるだろう。今季、苦戦が続くなか、クラブはこれにどう向き合うべきなのか。竹本一彦ゼネラルマネージャーに訊いた。

■過密日程の恐れ

過去、リーグ戦終了後の12月に天皇杯が集中開催されていた頃は、「適当なところで負け逃げしておくに限る」が常識だった。トーナメントを勝ち上がることはオフの短縮を意味し、翌シーズンの準備が充分に取れなくなるというのがその理由である。

天皇杯がリーグ戦と並行して開催されるようになって以降は、また違った難しさが生じている。3回戦、4回戦とウイークデイに試合が入ってくる都合、リーグ終盤戦が過密日程になることだ。

仮に東京ヴェルディが今日のロアッソ熊本戦に勝利した場合、3回戦は9月22日(木・祝)。横浜F・マリノスと福島ユナイテッドFCの勝者と、高知県立春野総合運動公園陸上競技場で対戦する。9月18日(日)J2第32節のカマタマーレ讃岐戦@味の素フィールド西が丘と、9月25日(日)J2第33節のジェフユナイテッド千葉戦@味の素スタジアムの間に入り、中3日、中2日と一気に日程が詰まってくる。

4回戦は11月9日(水)。11月6日(日)J2第40節の松本山雅FC戦@アルウィンと、11月12日(土)J2第41節のセレッソ大阪戦の間だ。中2日の連戦となり、コンディショニングで精一杯となるだろう。リーグ戦は佳境を迎えており、余力などあろうはずがない。

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