【マッチレポート】J2-39[H] レノファ山口FC戦『拾わせていただきました』(2016/11/4)
2016年11月3日(木・祝)
J2第39節 東京ヴェルディ vs レノファ山口FC
16:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]4,054人 [天候]晴、弱風、気温16.7℃、湿度42%
東京V 2‐2 山口
前半:1‐2
後半:1‐0
[得点]
1‐0 ドウグラス・ヴィエイラ(8分)
1‐1 島屋八徳(19分)
1‐2 鳥養祐矢(21分)
2‐2 平智広(64分)
●東京Vスターティングメンバー
GK31 鈴木椋大
DF2 安西幸輝
DF23 田村直也
DF5 平智広
DF6 安在和樹
MF33 渡辺皓太
MF28 楠美圭史(61分 大木)
MF32 二川孝広(76分 アラン)
MF14 澤井直人
FW17 ドウグラス・ヴィエイラ
FW18 高木大輔(89分 杉本)
(ベンチメンバー:GK26太田岳志。DF15ウェズレイ、19大木暁。MF30高木純平、45永井秀樹。FW7杉本竜士、9アラン・ピニェイロ)
監督 冨樫剛一
■流れを変えた渡辺皓太のミス
ゲームのすべり出しは順調だった。
東京ヴェルディはレノファ山口FCに対し、ファーストディフェンスでガチッと当たり、ボールを下げさせる。競り合いを制し、素早く前方に運ぶ。前傾姿勢で挑み、プレーの選択を縦に求めた。
右サイド、躍動感たっぷりの安西幸輝を見るのは久々だったように思う。やはり、縦に勝負してこその安西だ。タッチライン際をビュンと抜け出す速さ、しなやかな動きが戻ってきた。試合前、トップ昇格が発表された渡辺皓太は、ピッチを縦横無尽に疾走。ボールサイドに顔を出してパスを受け、さばき、さらにプレスバックなど、攻守において効いていた。
8分、先手を奪ったのは東京Vだった。左サイド、高木大輔が相手3人を引きつけ、中央の渡辺にパス。シュート体勢に入った渡辺だったが、思い止まって右側を追い越してくる安西を使った。安西がダイレクトでクロスを入れ、そこに飛び込んできたのはドウグラス・ヴィエイラ。身体ごとディフェンダーをなぎ倒し、ヘディングシュートを叩き込んだ。
いい流れに乗じて、まんまと先制点をものにする。必然のようにも思えるが、形勢有利で点の取れないことが多い東京Vにおいて、内容とスコアが釣り合うことはまれ。満点の序盤戦である。
流れを失うきっかけは18分、ほんの小さな消極的なプレーからだった。渡辺のバックパスを島屋八徳にかっさらわれ、ドリブルで一気に運ばれる。島屋のシュートは平智広がブロックし、難を逃れたが、これで相手に与えたセットプレーから東京Vは失点してしまう。
19分、山口のコーナーキックを一度ははじき返したが、ゴール前で細かくつながれ、最後は福満隆貴のクロスに島屋が右足を伸ばしてゴール。
「自分たちのミスから流れが変わった。失点する前に周りに声をかけて、どうにかして流れを断ち切ることが必要だった」(平)
(残り 2637文字/全文: 3780文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ