【トピックス】検証ルポ『2016シーズン 緑の轍』第二章 指揮官(2016/12/18)
第二章 指揮官
■勝敗の機微をつかめなかった
冨樫剛一監督は、結果を出せずにもがき続けた1年を振り返って言う。
「勝敗の機微をまったくつかめなかった。チームを勝たせることにおいて、選手に采配で価値を与えられなかった。あれだけサポーターを煽り、期待させておきながら、こんな結果しか出せないのはダメだよね。ほかの誰よりも、自分が自分に一番がっかりしていますよ」
冨樫監督はストレートな語り口が魅力で、ユーモアのまぶし方も堪能。いいときも悪いときも、チームのことを発信するのが仕事の僕は、その明るさに、サービス精神にどれほど助けられたか。苦しいときこそ、顔で笑って心で泣いて。どうせなら、ちょっとでも楽しんでもらえる言葉を届けたいという一点において、冨樫監督と僕の考えは一致していたように思う。
(残り 2062文字/全文: 2401文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ