【インタビュー】A Secret on the Pitch ピッチは知っている〈2〉 桜井直人 前編(17.1.9)
A Secret on the Pitch ピッチは知っている 〈2〉
『ドリブルから世界を』桜井直人 前編
桜井直人がボールを持つと、胸の高鳴りを覚えた。足裏でボールを転がし、ゆらっと上体を動かした次の瞬間、ギアをトップに入れて縦に切り込む。相手を面白いように抜き去った。スピードとテクニック、緩急を駆使し、スタジアムをおおいに沸かせたドリブラーである。
東京ヴェルディ(ヴェルディ川崎)に所属したのは、1999年の途中から2004年まで。僕にとって、忘れがたい選手のひとりだ。現在、さいたま市でサッカースクールを主宰する桜井を訪ねた。
「練習の最後は、コーチチームとの対戦です」。桜井直人がそう言うと、子どもたちはキャーッと狂ったように喜んだ。桜井とアシスタントコーチの佐々木竜太(元鹿島アントラーズ)がベンチコートを脱ぐ。それを見る子どもの目は、輝きをひと際増す。「さあ、点を取るぞ。コーチは勝ちたいんだから」。ピッと笛を吹いた桜井は、おれからボールを取れるものなら取ってみろとドリブルを開始した。
JR武蔵浦和駅から徒歩10分の『闘莉王 Support Future FUTSALPOINT 武蔵浦和』。桜井が主宰する、ドリブル特化型サッカースクール『SORPRESA SOCCER SCHOOL』(ソルプレッサ・サッカースクール。以下、SSS)は、ここを拠点に活動している。
SSSの活動理念は「ドリブルで日本を変える!」。ドリブルの名手と知られた桜井の直接指導を受けられるのが最大のセールスポイントだ。通常クラス、スペシャルクラスともに無料体験を随時受付中。お問い合わせはTEL:048‐829‐9954、またはオフィシャルサイトまで。
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