「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐8[A] モンテディオ山形戦のポイント(17.4.15)

ロティーナ監督は畠中槙之輔に熱心な個人指導。

ロティーナ監督は畠中槙之輔に熱心な個人指導。

J2第8節、3位の東京ヴェルディ(勝点15/5勝0分2敗 得失点+7)は、10位のモンテディオ山形(勝点10/2勝4分1敗 得失点0)と、NDソフトスタジアム山形で対戦する。

■3バックの中央は気の利く選手の場所

13日のトレーニング終了後、ロティーナ監督が呼び寄せたのは畠中槙之輔だった。手取り足取り、ボールのある位置によってどのポジションを取り、どういった動きをするのか。「中途半端なクリアが危ない。こぼれ球を蹴り込まれるぞ。大きく蹴り出せない場合は、迷わず外へ出せ」とロティーナ監督が指導する。

前節の山形、瀬沼優司のゴールがまさにその形だった。クリアミスで中央に転がったルーズボールを、左足でズバッと決めている。

前々節までの5試合連続クリーンシートは、こういった地道な作業の積み重ねなのだと僕は感じ入った。少しでも危険があると見れば、その可能性を消す。実際、完全に消すことは不可能だ。だが、できる限りの手は打っておく。そうした作業の繰り返しが選手の判断の基準をつくり、やがてその幹を太くするのだろう。

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