「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-8[A] モンテディオ山形戦『ビター&リトルスウィート』(17.4.16)

『目に入れても痛くない』2017.4.15

『目に入れても痛くない』2017.4.15

2017年4月15日(土)
J2第8節 モンテディオ山形 vs 東京ヴェルディ
14:03キックオフ NDソフトスタジアム山形
[入場者数]4,677人 [天候]雨、弱風、気温13.1℃、湿度75%

山形 1‐0 東京V
前半:0‐0
後半:1‐0
[得点]
1‐0 汰木康也(67分)

●東京Vスターティングメンバー
GK1   柴崎貴広
DF3   井林章
DF4   畠中槙之輔
DF5   平智広
MF2   安西幸輝
MF17 内田達也
MF8   中後雅喜(75分 橋本)
MF6   安在和樹
FW10 高木善朗
FW38 梶川諒太(79分 ドウグラス)
FW7   アラン・ピニェイロ
(ベンチメンバー:GK34内藤圭佑。DF23田村直也。MF18高木大輔、27橋本英郎、33渡辺皓太。FW9ドウグラス・ヴィエイラ、11中野雅臣)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■今日はこういう日か

前節に引き続き、またも雨降り。試合前、缶コーヒーを買い求めた売店のおばちゃんは言った。「昨日はお天気で暖かくて、明日は晴れて気温も上がるみたいなんだけど。なんだか、今日だけごめんなさいね」。

別に謝られることではないのだが、周りと比べて薄着だった僕の装いが哀れをもよおしたのだろう。一体、何年この仕事をやっているのか。春の東北を甘く見ていたこっちに落ち度がある。

開始から東京ヴェルディは、水を含んだスリッピーなピッチを計算に入れ、積極的にシュートを打っていった。

21分、安在和樹のボレーシュートはクロスバーを直撃。器用に身体を倒して左足を振り下ろし、それはもう見事なシュートだったが、スコアは動かない。

35分、ドリブルでゴールに迫る高木善朗の背後、安在がフリーで駆け上がってくる。どうぞ打ってくださいと言わんばかりのやさしいラストパスを高木善が出し、安在がファーサイドを狙ってシュートを打つが、児玉剛の手に阻まれた。こぼれ球をねじ込もうとした梶川諒太のキックは、ゴール左に大きく逸れた。

押しているのになかなかゴールが入らない。この程度はよくあることで、その点におき僕たちは鍛えられ方が違う。いやな予感が決定的になったのは、後半に入って52分の場面だ。

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