「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【監督・選手コメント】J2-17[A] 松本山雅FC戦に向けて ~ロティーナ監督、安西、安在、柴崎~(17.6.3)

東京ヴェルディをスポンサードする猿田彦珈琲を飲みながら、取材に応じる安在和樹。

東京ヴェルディをスポンサードする猿田彦珈琲を飲みながら、取材に応じる安在和樹。

6月4日のJ2第17節、松本山雅FC戦に向けて、ロティーナ監督、安西幸輝、安在和樹、柴崎貴広は次のように話した。

DF2安西幸輝
――5月31日の誕生日を迎えて22歳。おめでとうございます。
「ありがとうございます。22歳って、全然違いますね」

――なにが?
「響きが」

――響き?
「18、19、ハタチ、21、特別なんとも思わなかったんですが、22歳は違った」

――へ?
「22歳。オトナって感じ!」

――そうすか。これから大人の落ち着いた雰囲気になっていくかと思うと、ちょっぴり寂しい気もしますね。まあ、安西選手に限ってそれはないか。
「それ、誰かにも言われたな。森さんだ。おまえはそのままでいろよ、と」

――森さん?
「森勇介さん(沖縄SV)」

――おお、サイドで仕掛けさせたら右に出る者はいない。脅威の突破者でした。
「よく言われたのは、『おまえのドリブルは、抜くためのドリブルになってんだよ。抜かなくていいの。相手のタイミングをずらして、外すだけでいい』」

――なるほどね。
「一緒にプレーできたのは2014年の半年だけでしたが、たくさんのことを学ばせてもらいました」

――前節のV・ファーレン長崎戦、19本のシュートを浴びせながら、とうとう最後まで攻め崩せませんでした。
「ボールは回ってたんですけど、常に相手の前でやっている感じというか……。自分の触りたいタイミングでボールに触れたのは少なかった。詰まった状態でもらうことが多く、ワンツーなどで攻撃の変化をつけていこうとしたんですが、なかなかうまくいかなかったですね」

――次の松本戦に向け、ロティーナ監督は「攻撃面の明確なコンセプトを提示した」と。アタッキングサードを攻略するためのキーワードは?
「選手間の距離とワンタッチの使い方かな。それと最後の場面でどこを選択し、数的優位をつくるか。自分で仕掛ける、またはクロスを上げるという状況判断をしっかりして、松本のディフェンスを崩したいです」

(残り 2112文字/全文: 3026文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ