「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【監督・選手コメント】J2-19[H] 愛媛FC戦に向けて ~ロティーナ監督、高木純、井林、畠中~(17.6.16)

「いつ声がかかってもいいように準備している」と語る高木純平。

「いつ声がかかってもいいように準備している」と語る高木純平。

6月17日のJ2第19節、愛媛FC戦に向けて、ロティーナ監督、高木純平、井林章、畠中槙之輔は次のように話した。

ロティーナ監督
――監督が、レフェリーのジャッジなど終わったことについてぐずぐず言わないのは存じていますが、前節の名古屋グランパス戦の出来事は聞きたいです。前半終了間際、梶川諒太選手の豪快なミドルシュート。オフサイドポジションにいた高木大輔選手がプレーに関与したとして、ノーゴールの判定でした。
「私の見方では、あれはゴールです。ただ、起こりうる間違いではある。レフェリーの眼には、大輔が意識的にゴールキーパーの邪魔をしたと映ったのでしょう」

――ああいった場合、日本では混乱を避けるために、大型ビジョンでリプレーを流すのを控えます。ホームのチームに不利な判定であっても。あれがスペインだったら、リプレーを100回くらい流し、主審にプレッシャーをかけるのでは?
「そのあたり、スペインはややしつこすぎる感がありますね。日本のスタイルのほうが好みです」

――後半の途中、中盤の底を3枚にしたのは事前に用意していたプランですか?
「いいえ、違います。試合の状況を見て、勝つための判断を下しました」

――相手のシュートがバーやポストに当たり、決定的なピンチも多かった試合です。次の試合に向けて、ディフェンス面の修正は?
「組織的な守備を試みましたが、プレスをかわされ多くのチャンスをつくられました。われわれのディフェンスと比較し、相手の攻撃の能力が高かったと捉えています」

――クラブにとって、名古屋戦は集客作戦を仕掛けたビッグゲームでした。重要な試合で逆転勝利を収めたのは、チームに勢いを与えるのでは?
「たしかに注目度の高い重要な試合はあります。ですが、勝点3の重要性はほかと変わりません。私たちはつかの間の喜びを味わい、すぐに次の試合に向けてトレーニングを行う。大事なのは、次の愛媛戦をどうやって勝つか」

――非公開練習がほとんどですが、監督のトレーニング方法を学びたいという若い指導者には積極的に門戸を開いているそうですね。
「はい、希望する方にはどんどん来てほしい。選手を指導するうえで、何かのきっかけになるのであればうれしいです」

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