「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【監督・選手コメント】J2-22[H] ファジアーノ岡山戦に向けて ~ロティーナ監督、渡辺、橋本、平(17.7.8)

橋本英郎の存在によって、チームは臨機応変な対応を可能とする。

橋本英郎の存在によって、チームは臨機応変な対応を可能とする。

7月9日のJ2第22節、ファジアーノ岡山戦に向けて、ロティーナ監督、渡辺皓太、橋本英郎、平智広は次のように話した。

MF33渡辺皓太
――近頃、身体つきがたくましくなったように見えます。
「それほど大きな変化は。ケツと体幹はユースの頃からずっと鍛えていて、昨年はトップの選手との差を感じましたが、1年やって少しは通用するようになってきたかなと思います」

――前節のロアッソ熊本戦をどう振り返りますか?
「入り方がよくなくて、セカンドボールの対応など、熊本のほうが全部早かった。相手の攻撃の起点をボランチが潰せないと苦しいですね」

――50分に途中交代。
「どこか悪かったから交代になる。フルで使ってもらえず、いつも早い時間に代えられるので悔しい」

――ロティーナ監督の戦術の一環なんでしょうが、後半スタートしてすぐに1枚目の交代カードを切ることがよくあります。ハーフタイムに予感のようなものが?
「ハーフタイムではないですね。後半が始まり、ベンチで準備をしている選手が見え、あ、自分かと。そういう感じです」

――課題は?
「自信を持ってロングパスを通すこと。遠くが見えても、成功率が五分五分だなと思ったら、つい近くを選択してしまうので。ビシッと蹴られるようになりたい。あとは運動量。誰が見てもあいつが一番走ってると見られるように。自分の場合はサイズがないので、そこで目立てないと使ってもらえない」

(取材の途中、ガラスの向こうで、安西幸輝がマイクを握るポーズをしながら、こいよと手招きしている)

――誘われてますね。
「苦手なんですよ、カラオケ。友だちといくことはまずないし、どうしてもその場にいるしかない状況では、隅っこに座っているだけ」

――なんでもいいから一曲持ってると便利ですよ。わたしはテレサ・テンの『時の流れに身をまかせ』(リポーターの高木聖佳女史)。
「……」

――そうそう、場が丸く収まるから。おれはジュリーの『 時の過ぎゆくままに』、またはTHE BOOMの『星のラブレター』。
「……」

――なんだその薄笑いは。ああそうとも、古いさ。
「前、学校で合唱コンクールの練習があったとき、隣の女子から『つられるから歌わないで』と言われて」

――……。
「だからおれ、本番では一切歌ってません。立ってただけ」

――渡辺選手、歌は心だよ。ハートだよ。おれもヘタだけど音楽大好き! 最近はnever young beachっつうすてきなバンドがあってだね。
「……」

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