「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐25[A] 水戸ホーリーホック戦のポイント with『デイリーホーリーホック』(17.7.29)

J2第25節、9位の東京ヴェルディ(勝点36/10勝6分8敗 得失点+6)は、11位の水戸ホーリーホック(勝点36/9勝9分6敗 得失点+2)とケーズデンキスタジアム水戸で対戦する。
ブレイク中のかっとび野郎、前田大然。早くも二桁得点の大台に乗せた林陵平。注目ポイントについて、水戸ホーリーホックを愛する人のためのWEBマガジン『デイリーホーリーホック』の佐藤拓也さんに訊いた。

■「大然以前と大然以後」(佐藤)

海江田(以下、海)「前置きなしで本題に入るよ。一番気になっているのは前田大然です。あの速さは異質だね」

佐藤(以下、佐)「でしょ? 速いうえに強さもある」

「地面をぐっとつかむ、グリップ性の高さ。坊主頭の風貌と相まって、札幌や浦和で活躍したエメルソンを思い出した。一瞬でドンと加速する」

「あれはなかなか止められないはずです」

「でもさ、前節出てないじゃないですか。サブにも入ってない。あれは本当にコンディションの問題?」

「そうですね。あの大分戦も直前まで入るかどうか微妙な状態でした」

「なんだ、コンディション不良は建前で、練習の遅刻とかやらかしのほうを想像しましたよ」

「いやいや、すっかり回復して、今週はフルメニューをこなしてます。1試合休んで、元気いっぱい」

「林陵平がサブだったのは?」

「前田の不在による組み合わせの問題と、彼も疲れが相当溜まっていたので。そこで、大分戦は高さと馬力のある宮本拓弥を前線で起用しています」

「だったら、次はふたりとも出てきそうだね。あの2トップで何点叩きだしてるんだっけ?」

「17点。林が10点で、前田が7点」

「おお、すごい。林陵平が結果を出しているのはうれしいなあ」

「今回、水戸にとってポジティブな点は、ヴェルディが前田を知らないことですね。対戦経験のあるなしで全然違うんですよ。イメージしたスピードよりさらに速くて、ディフェンダーは対応に手間取る」

「前回の対戦でも一応出てるよ。途中出場」

「あれ、出てましたっけ?」

「71分、湯澤洋介と交代して。そっち10人だったから目立った活躍はなかったけど、あの速さは選手たちの印象に残ったみたい。はい消えた、ポジティブ要素」

「いや、あれは違う」

「あんた、往生際悪いね」

「今季の水戸は、大然以前と大然以後に分かれます」

「語呂ワルッ」

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