「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-34[A] 名古屋グランパス戦『大敗』(17.9.25)

『Qaijff(クアイフ)』2017.9.24

『Qaijff(クアイフ)』2017.9.24

2017年9月24日(日)
J2第34節 名古屋グランパス vs 東京ヴェルディ
17:04キックオフ パロマ瑞穂スタジアム
[入場者数]12,111人 [天候]晴時々曇、無風、気温24.5℃、湿度61%

名古屋 4‐1 東京V
前半:2‐0
後半:2‐1
[得点]
1‐0 ワシントン(17分)
2‐0 田口泰士(23分)
2‐1 ドウグラス・ヴィエイラ(55分)
3‐1 小林裕紀(76分)
4‐1 和泉竜司(85分)

●東京Vスターティングメンバー
GK1   柴崎貴広
DF23 田村直也
DF3   井林章
DF5   平智広
MF2   安西幸輝
MF33 渡辺皓太
MF17 内田達也
MF38 梶川諒太(69分 橋本)
FW13 カルロス・マルティネス(72分 高木大)
FW7   アラン・ピニェイロ
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ
(ベンチメンバー:GK34内藤圭佑。DF4畠中槙之輔、24林昇吾。MF8中後雅喜、27橋本英郎、32二川孝広。FW18高木大輔)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■痛すぎたセットプレーからの2失点

東京ヴェルディのゴール前に、名古屋グランパスの赤いシャツがわらわら集まってくる。キッカーはガブリエル・シャビエル。17分、名古屋の最初のコーナーキックだった。

ガブリエルのキックは井林章の頭上を越え、鋭く曲がり落ちる。ニアサイド、アラン・ピニェイロの前に入ったワシントンが頭で合わせた。

開始から名古屋にボールを握られ、なかなか前に出られない時間が続いた。押し込まれることは想定内だったのだろう。東京Vはよく辛抱していたとも言える。正面からの攻撃をしっかりガードしていたら、横っちょからパンチが飛んできて、それをまともに食らった格好だ。

23分、名古屋に追加点。同じ右コーナーキックから、今度はニアに飛び込んだ田口泰士にヘディングシュートを決められた。ひとつ前のプレーでガブリエルのフリーキックがポストを叩き、命拾いをしていただけに、なおのことダメージは大きかった。

この試合、東京Vは左ひざを痛めている安在和樹が欠場。それによって安西幸輝を最終ラインに下げ、前線にはカルロス・マルティネスが入った。サイドへの追い込み方が甘く、梶川諒太と渡辺皓太のプレスは度々裏返され、警戒していた中にパスを通された。攻撃に切り替わってもテンポが上がらず、まるでいいところなく前半45分を終える。

一方、名古屋のダブルボランチ、田口泰士と小林裕紀は気持ちよさそうにピッチを泳いでいた。相手から寄せられればワンタッチでパスをさばき、前にスペースがあればボールをすいすい運ぶ。

パス回しはお手のものの名古屋に対し、はたしてボールの取りどころをどこに定めていたのか。ここの中途半端な対応については後述したい。

(残り 2135文字/全文: 3348文字)

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