「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-36[H] モンテディオ山形戦『強力二枚看板』(17.10.8)

『ピンクリボン運動(乳がんの早期発見、早期治療の大切さを啓発・推進 )』2017.10.7

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2017年10月7日(土)
J2第36節 東京ヴェルディ vs モンテディオ山形
15:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]5,355人 [天候]曇のち晴、弱風、気温22.7℃、湿度70%

東京V 3‐1 山形
前半:1‐1
後半:2‐0
[得点]
1‐0 アラン・ピニェイロ(37分)
1‐1 オウンゴール(43分)
2‐1 ドウグラス・ヴィエイラ(53分)
3‐1 ドウグラス・ヴィエイラ(63分)

●東京Vスターティングメンバー
GK1   柴崎貴広
DF3   井林章
DF4   畠中槙之輔
DF5   平智広
MF6   安在和樹
MF33 渡辺皓太(88分 中後)
MF17 内田達也
MF2   安西幸輝
FW7   アラン・ピニェイロ(67分 カルロス)
FW10 高木善朗(67分 梶川)
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ
(ベンチメンバー:GK26太田岳志。DF23田村直也、24林昇吾。MF8中後雅喜。FW13カルロス・マルティネス、18高木大輔、38梶川諒太)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■ズラして、一瞬で撃つ

「ふたつの異なる局面があった試合でした。最初の30分と残りの60分。最初の30分は大きな問題がありました。プレスをかけるとき、ボールを持ったときも問題があり、相手に支配されました。そこで点を失わなかったことは大きな幸運だったと思います」

ロティーナ監督は3‐1で勝利を収めたゲームをそう振り返った。

立ち上がり、最初に決定機をつくったのは東京ヴェルディ。4分、高木善朗のパスを受けた安西幸輝がドリブルで左サイドをえぐる。クロスは児玉剛にはじかれ、中央でフリーのアラン・ピニェイロがこぼれ球を左足でシュート。しかし、ミートしきれず、ボールはバーの上を越える。

以降、東京Vがすんなりボールを握るかと思われたが、モンテディオ山形のプレッシャーを受け、ビルドアップの段階でミスが続いた。守から攻へと移る1本目のパスがズレる。これでは攻撃のリズムが出るはずがない。ゲームが落ち着くまで、大抵10分程度は要するものだ。しかし、10分、15分を過ぎても状況は変わらなかった。

19分、東京Vのゴールキックの場面、ベンチからの指示を受けた安在和樹が手を大きく振り、最終ラインに上がれと伝える。後ろからパスをつなごうとするな、という意味だ。これでミスがピンチに直結するリスクは回避したが、山形ペースは変わらず。相手がバイタルエリアの崩し方を知り、決定力を備える上位のチームであれば、この時間帯までに一撃は食らっていたに違いない。

(残り 1331文字/全文: 2483文字)

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