「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【新東京書簡】第二十七信『時代は廻る』後藤(17.10.11)

新東京書簡

第二十七信 時代は廻る

■山あり谷あり、秋田の監督となった杉山弘一

ちょっと時間ができたときに発売中の「アジアフットボール批評 issue05」を読み込んだ。自分が編集を担当したオーストラリアの記事は植松久隆さんが筆を執ったもの。豪州サッカー界の勢いを背負い、熱量が感じられ、文章もカッコよくていいなぁと思った。

そして海江田さん。ブラウブリッツ秋田の杉山弘一監督を取材していた。一問一答の問いの部分に味がある。それに答える杉山監督がまた人間くさい。

「杉山弘一」というと浦和レッズでの印象が強いけれど、現役の最後はアルビレックス新潟だし、その前は東京移転前後のヴェルディに1999年から2002年まで在籍していた。海江田さんといっしょに降格寸前のヴェルディを取材していたのは2001年の後半戦で、よく見た顔だから懐かしさをおぼえもした。

杉山監督はもうすぐ46歳の誕生日を迎える1971年10月27日生まれ。ひと足早く6月10日に46歳となった中村忠FC東京U-23監督も1971年生まれだ。今シーズンはJ3で二回顔を合わせた。ともに元ヴェルディ。よく見知ったJリーガーが監督として相まみえる光景に、もうJリーグができて四半世紀が経ったんだと感じ入りながら試合を観ていた。

この試合の監督は現役時代サイドバック同士、ボランチ同士と経歴を遡りつつベンチを観察すると、当然かもしれないけど、やっぱり、落ち着きがありそう、頭がよさそう、キャプテンシーがありそう、情熱を持っていそうなどと、それぞれひとを惹きつける、あるいは期待させる何かを持つ人材が監督になっていることに気がつく。

でも海江田さんが書いているとおり、

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