宇都宮徹壱ウェブマガジン

ファンゾーンとスタジアムを行き来しながら 徹マガフォトギャラリー(EURO 2016篇)

 メルマガ最終回のメインコンテンツは、先のEURO 2016取材のフォトギャラリーをお送りすることにしたい。今回は6月11日から20日までの10日間、パリ、リール、リヨン、マルセイユに滞在した。チケットを買ってスタジアム観戦したのは2回だけ。あとは基本的に無料のファンゾーンでサポーターの写真を撮っていた。

 タグマ!での『徹壱の仏蘭西日記』でも記したことだが、今回は取材パスを取得できなかったものの、記者席で見られるものが「すべて」ではないということをあらためて実感できたのは、ある意味で収穫だったと思っている。試合の時間や場所に左右されることなく、自分が行きたい場所や見たいものに自由にアクセスでき、思う存分にシャッターを切ることができたからだ。それはまた、久しく忘れていた感覚でもあった。

 今回は、そうやって撮りためた写真の中から25点を公開することにしたい。なお今月30日のイベントでも、現地の写真を交えながらのトークセッションを行うが、少しアレンジを加えた見せ方を考えている。当日、イベントに参加される方は、ぜひ楽しみにしていただきたい。

 クロアチア対トルコが行われるパルク・デ・プランスを目指してメトロに乗り込む。目的地の3つ前の駅から、どかどかとクロアチアのサポーターが乗り込んできて、車内は一気ににぎやかになった。フットボールの祭典はこうでなければ!(6月12日@パリ)

 クロアチアのコアサポーターにとって「必須」とも言えるのが発煙筒。試合前にも景気付けと言わんばかりにこのありさまである。彼らの一部は、グループリーグのチェコ戦で発煙筒投げ込んで大問題となった。(6月12日@パリ)

 パリのファンゾーンは、 エッフェル塔のふもとにあるシャン・ド・マルスという広大な公園の中にあった。入念な手荷物チェックののち、中に入るとあちこちでリフティングやゲームに興じる欧州各国のサッカーファンの姿を目にすることができる。(6月12日@パリ)

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