「久保くんフィーバー」をJ3視点で考える 今日の現場から(2016年11月5日@駒沢)
J1のレギュラーシーズンが終わっても、J2とJ3のクライマックスはこれからだ! ということで11月最初の週末は、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場へ。カードはJ3リーグ第28節、FC東京U-23対AC長野パルセイロである。
周知のとおり、この試合ではバルセロナ帰りの15歳、久保建英の「Jリーグデビュー戦」となることが確実視されていた。メディアやファンの注目度も高く、試合前日の小平の練習場には報道陣およそ30人が集まり、前売りチケットも前日の段階で5000枚が売れたそうだ(参照)。
FC東京U-23のホームゲームは、多い時で3584人が入った試合もあったが(ホーム開幕のFC琉球戦)、2000人も入れば上々。ところがこの試合では、何と7653人の観客を集めることとなった。さすがにJ3の今季最多(大分トリニータのホーム開幕戦で9189人)には及ばなかったものの、今季のクラブ最多記録の2倍超えはやはり尋常ではない。メディアの数も、番記者いわく「トップチームのホーム最終戦以上」であった。
私がこのカードを選んだのは、もちろんバルサ帰りの中3のプレーを間近で見てみたいという、いささかの好奇心があったのは事実だ。しかし同時に、久保建英という「キラーコンテンツ」が、J3にどのような影響を及ぼすのか、というのも大きな興味対象であった。結論から言えば、創設から3シーズン目のJ3にとっても、この日は「歴史的な日」となったのである。
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