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JFL昇格、一番乗りはFC今治! 今日の現場から(2016年11月26日@ゼットエー)

 千葉のゼットエーオリプリスタジアムで開催されている地域CL(全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)2016。決勝ラウンド2日目の第1試合でFC今治は、ヴィアティン三重に3-0で勝利して勝ち点を6に伸ばした(参照)。続く第2試合、鈴鹿アンリミテッドFCが三菱水島FCに3-0で勝利。この結果、3日目を待たずして今治の2位以内が確定し、来季のJFL昇格が決まった。

 今回の地域CLについては、週明けにスポーツナビにてコラムを掲載予定である。よって本稿では、あえて試合レポートの体裁を採らず、今治と三重、それぞれの当事者たちの試合後のコメントのみを紹介する。彼らの言葉から「試合の明暗を分けたもの」が何だったのか、読み取っていただければ幸いである。まずは昇格が決まって、晴れやかな表情をしていた、この方のコメントから。

■FC今治 岡田武史オーナー兼CMO

 今日はどうしても勝っておきたかったです。今回は結果が大事なので、勝つことができてよかったです。最初の2試合で2勝を目標としていたので、目標どおりというか、いろんなことがよい方向に回っていると思います。

(0-3で負けた三重に3-0で勝利したが)スコアは気にしていなかったけれど、1次ラウンドで変な試合をしたんでね。点数に関係なく、負ける相手ではないとは思っていました。逆に(相手が)ひとり少なくなって、少し心配だったのでハーフタイムに話をましたけれど、選手はよく気持ちを切らさずにやってくれたと思います。

(球際での勝負強さが見られたが)この大会はそこが大事なのでね。メンタルとか1対1で負けないとか、そういうことを(吉武博文)監督がずっと言い続けてくれたので、ここで表現してくれたのかなと思います。

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