宇都宮徹壱ウェブマガジン

DAZNを受け入れた日本のサッカーファン  配信不具合で明らかになった「予想外のこと」

サポ「やる気あんのか!」

DAZN「次は絶対映る」

サポ「その言葉、信じていいんだな」

DAZN「次は絶対映る」

サポ「ダゾーン(大合唱)」(参照)

 3月4日と5日に開催されたJ1とJ2のDAZNによる中継映像は、大きな事故もなく無事に配信された。開幕節での配信不具合に関しては、DAZN側が3月2日にメディア向けの謝罪および説明会見を行い、その会見内容は当WMでもアップしている(参照)。かなり専門用語が多い内容であったが、DAZN側の謝罪と説明には精いっぱいの誠意が感じられ、会見としては一定以上の成果があったと見てよいだろう。

 かくして、「DAZN元年」となる2017年シーズンは、ピッチ外でも波乱に満ちた幕開けとなった。配信に関する混乱については、当WMでもある程度は事前に予想していたことである。ただし現時点で思うのは、「予想外のこと」のほうが意外と多かった、ということだ。混乱の原因についても、その後のファン・サポーターのリアクションについても、開幕前に予想していたものとは、かなり違った様相を呈していたと言わざるを得ない。そこで本稿では、DAZNの配信不具合によってもたらされた「予想外のこと」について、答え合わせも兼ねて検証することにしたい。

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