宇都宮徹壱ウェブマガジン

コンフェデの旅、ロシアでの日々 徹壱の日記2017 6月26日(月)~7月2日(日)

6月26日(月)くもりのち雨、時々晴れ@モスクワ

 9時起床。朝食後、今週の日記をまとめて入稿する。メールなどの対応をしていたら、あっという間にお昼になってしまった。今日は試合がない日なので、モスクワ観光に充てることにする。といっても私の観光はスタジアムめぐり。スパルタクとロコモティフのスタジアムはすでに撮影済みなので、今日は改修された(はずの)ルジニキとディナモ、そしてCSKAを訪れることにした。

 12時20分にホテルを出て、近所のカフェで昼食を摂ってから地下鉄1号線へ。最寄りのヴォロビヨーヴィ・ゴーリ駅を降りると、駅の向こう側からルジニキの屋根が見えた。目的地に向かおうとすると、周辺はあちこちが工事で掘り返されていて、なかなか近づくことができない。やがて雨も降ってきたので、たまたま見つけたオシャレなカフェで雨宿りすることに。500ルーブル(約1000円)もする紅茶をいただきながら、30分ほど雨をやりすごす。

 モスクワの空は変わりやすい。しばらくすると一気に晴れてきたので、ルジニキの撮影を開始。どうやらスタジアムは工事中のようで、周囲もダンプカーやショベルカーがせわしなく行き来していた。なるほど、今大会のモスクワの会場がスパルタクになったのは、単純にルジニキの改修が間に合わなかったためかと納得。レーニン像とスタジアムを撮影しようとしたら、思い切り逆光になってしまった。しばらく待つことも考えたが、また天気が怪しくなってきたので、次の目的地に向かうことにする。

 地下鉄1号線と2号線を乗り継いで、ディナモ駅に到着したのは16時30分だった。8年前に訪れたときは、古いスタジアムを取り壊していた。きっと素晴らしいスタジアムに生まれ変わっているだろうと思ったら、こちらもまだ改修中。実はディナモの新しいスタジアムは、ワールドカップの会場に立候補していたそうだが、いち早く完成していたスパルタクが選ばれたという経緯がある。来年の本大会の時には完成しているだろうか?

 ここからさらにバスに乗れば、CSKAアリーナにも行けるのだが、再び雨が降り出し、しかもかなり強くなってきた。今日の観光を断念してホテルに戻ることにする。その後も雨は激しく降り続き、ホテルの最寄り駅は水浸しになっていた。やれやれである。17時15分にホテルに帰着。その後、先週お会いしたSさんとベトナム料理のレストランで会食し、来年のワールドカップでこの国がどう変わるのかを議論する。21時30分にホテルに戻り、22時にいったん仮眠。

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