宇都宮徹壱ウェブマガジン

「徹マガ」というネーミングを捨てた本当の理由 WM創刊1周年を迎えるにあたっての告白と御礼

 2週間にわたるロシアでのコンフェデレーションズカップ取材が終わり、帰国後は嵐のような仕事の日々に追われている。そんな中、7月6日に東京・高円寺のKITEN!にて、宇都宮徹壱WM創刊1周年イベントが開催された。おかげさまでイベントには、多くの会員・非会員の方々に来ていただき、大盛況のうちに無事終えることができた。ご来場いただいた皆さんには、この場を借りて御礼申し上げたい。

 それにしても、あらためて創刊から1周年を迎えるにあたり、「もうそんなに経ったのか」という思いが強い。昨年の6月30日、徹マガのクロージングイベントを新宿で行い、日付が変わると同時にタグマ!版の徹マガは、現在のWMの画面に切り替わった。新たなチャレンジが始まるという感慨と、果たして会員が集まるだろうかという不安が入り交じる中、その瞬間を迎えたことを昨日のことのように思い出す。

 そんなわけで今回は、「WMが無事に1周年を迎えることができたら発表しよう」と思っていたことを、あらためて記したいと思う。いささか愚痴めいた内容も含まれているが、そこは「アニバーサリーだから」ということで、ご容赦いただければ幸いである。

 宇都宮徹壱WMを立ち上げるにあたり、「なぜ徹マガの名前は残さないんですか?」という質問をよく受けたものだ。そのたびに「まあ、メールマガジンとウェブマガジンは違いますから」と答えてお茶を濁してきた。が、本当の理由はもっと別のところにあったのである。確かに「徹マガ」というネーミングは、サッカー業界内でもそれなりに定着していた感はあった。会員数をある程度キープするのであれば、そのままの名称を残したほうが得策だったかもしれない。それでも私には「徹マガと決別しなければならない」理由が、明確にあったのである。

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