中国足球の「今」を体感する旅 WMフォトギャラリー<広州篇>
<西安篇>はこちら
定刻より2時間以上遅れて広州白雲国際空港に到着。西安も暑かったが、こっちの気温は37度である。さっそく清さんの友だちの広州恒大サポーターが迎えに来てくれた。トランクは応援の荷物で溢れていたので、キャリーケースを抱えたまま車に乗り込む。
今回の広州ダービーは、広州富力のホームグラウンド、越秀山体育場で開催される。地下鉄2号線の『記念堂』で下車。孫文の偉業を記念して建てられた中山記念堂を横切る。中華民国が建国した当初、大統領府もこの地域にあったのだそうだ。時間があれば、じっくり見学したかったのだが。
スタジアム周辺は青(富力)と赤(恒大)のユニフォームを着たファンの姿で溢れかえっていた。とはいえホームもアウエーも関係なく入り口は1カ所。ヨーロッパのダービーのような殺伐した雰囲気はないので、警備する側もさほど気にかけている様子はない。
こちらが越秀山体育場。実に変わった動線になっていて、手前ゴール裏のゲートから入場した観客は、ぐるりと歩いて自分の席を目指すことになる。ホームの富力のサポーターはメインスタンド、アウエーの恒力のサポーターは奥のゴール裏に陣取っていた。
バックスタンドに描かれた富力の選手とスタッフ。前列中央に座っているのが、日本でもおなじみのドラガン・ストイコビッチである。名古屋グランパスの監督を辞して2年後の15年、中国に渡って富力の監督に就任。しっかり当地の環境に順応して3シーズ目を迎えた。
(残り 1688文字/全文: 2303文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ