「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【無料記事】【レポート】ヴェルフェたかはら那須 最終戦に敗れ、今季は4位で終了。関東サッカーリーグ(KSL)1部

最終戦は東京23に力負け

 

50回関東サッカーリーグ(KSL1部は、25日に後期最終節が終了。ヴェルフェたかはら那須は、矢板運動公園陸上競技場で前節に優勝を決めていた東京23FCと対戦して13で敗れ、今季最終戦を飾ることはできなかった。全試合を終わっての成績は84分け6敗の勝ち点284位だった。

 

今季最終戦の前半、相手のシュートを1本に抑えたヴェルフェだったが、7本のシュートを放った攻撃も、ポストに跳ね返されるなどしてネットを揺らせず無得点、スコアレスで折り返した。

後半14分、東京23にミドルシュートを決められ先制を許したものの、1分後にはMF高橋祐樹が相手守備陣の裏へ通したパスを受けたMF小野優二が、そのままゴールを決め同点とした。

しかし、その後は、アンラッキーな形でゴールを奪われるなど2失点。ヴェルフェも何度かゴール前に迫ったが、追加点を奪えず東京23に逃げ切りを許した。

 

試合終了後には、選手・スタッフがスタンドのファンにあいさつ。GK小林庸尚主将は「最終戦で不甲斐ない試合をお見せしてしまい申し訳ない。堀田(利明)監督となって2季目のシーズンで、チームとしてレベルアップを図って臨んだが、優勝したチームと比べると、ボールへの執着心などで自分たちはまだまだ劣っていることを実感した。今後、一層厳しいトレーニングと重ね、来季は最後まで優勝争いに絡んでいけるようにしたい。今後も応援をよろしくお願いします」と、チーム力をより向上させて新たな戦いに臨む思いを言葉にしていた。

(文・写真 永島一顕) 

 

ヴェルフェたかはら那須 堀田利明監督 (東京23戦は)ベストメンバーでない相手に対しての対策も考えて臨み、前半は臨機応変に対応できた面もあった。アンラッキーな形でのゴールもあり3失点したけど、主導権を握れている中でもっとボールを自分たちで動かせていたら、という思いもある。

今季を振り返ると、前期はやろうとしていることができたと思う。ただ、色々な事情が影響したことでパフォーマンスが落ち、星を伸ばせなかった。チームとしては進歩している点もあったが、それが結果につながらないというところは、もっと突き詰めていかなくてはいけないということ。また、選手一人ひとりのプレーや試合の中で判断するスピードをもっと向上させることも不可欠。スピードが上がれば、自分たちの良い状態がつくれるし、相手の良い状態を崩すこともできる。さらに、縦への早さ、前への推進力も生まれ、攻撃面の質の向上にもつなげられると思う。

 

◆東京23FC戦の出場選手

GK①小林 庸尚

DF③上沢 拓也

DF⑥秋谷 直紀

DF㉗高野 修栄

MF⑤益子 義崇

MF⑪関 敏史→59MF㉖佐藤 秀人

MF⑧髙橋 祐樹→73FW⑨本田 洋一郎

MF⑮小林 俊介

MF⑩小野 優二

FW⑭阿久津 草太→66MF㉒進藤 圭介

FW㉙森本 恭介

〔得点者〕

60分 小野優二(A高橋祐樹)

 

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