「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【無料記事】【レポート】栃木SCジュニアユース 俺たちのホーム・グリスタで快勝。10/16運命の最終節で掴むぞ1部昇格!

関東U-15リーグ二部 第21節(10月10日)

栃木SCジュニアユース 2-0 ワセダクラブForza’02

 

前半1分、右サイドの浅い位置から上がったクロスに、MF藤井翔太が頭で合わせて先制点を挙げると、13分には相手DFに激しいプレッシャーを掛けてボールを奪ったFW鈴木隼斗が左足を一振りしてゴールを突き刺し、リーグ最少失点のForza’02から2点のリードを奪う。

その後も栃木がペースを保ったまま試合を進め、守っても相手のカウンターを身体を張って防ぎそのまま2-0で勝利した。

この日はジュニアユースとしては異例のグリスタ開催(今年の関東1部2部全カードで、トップチーム本拠地での開催はこの試合のみ)となり、保護者、サポーター、レディースの選手たち、橋本大輔社長らラブ関係者など普段の3~4倍の観衆が見守る形となったが、選手たちはまったく臆さないどころか、応援を力に変えるように勇敢に戦い、好調時の躍動感を取り戻したかのような溌溂としたプレーぶりで快勝を果たした。

 

これにより、上位陣の順位表は以下のとおりとなった。

 

1 鹿島ノルテ 勝点38 得失+13

2 栃木SC   勝点37  得失+8

3 川崎    勝点36 得失+17

4 前橋FC   勝点36 得失+5

5 湘南    勝点35 得失+13

 

2位以上が1部昇格の権利を手にするが、数字上は湘南まで昇格の可能性がある大混戦となった。最終節は1位鹿島ノルテ―3位川崎、2位栃木―4位前橋が対決する。栃木は引き分けでも昇格の可能性を残すが、勝てば文句なしで1部昇格が決まる。

運命の一戦は10月16日(日)12時~、再びホーム開催となるさくらスタジアムにて。当日はトップチームのホームゲーム開催と重なっていますが、トップチーム同様にクラブの誇りを胸に戦っている「仲間」がいることを心に留めて、彼らに声援や念を送って頂ければ何よりです。

(文・写真 編集部スタッフ)

 

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#28 FW吉野陽翔

2年生ながら、U-14と掛け持ちで参加。10日の試合ではスタメンに起用され、柔らかいボールタッチでポストプレーをこなし、前線の起点として活躍した。

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