「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【全選手レビュー2016】栃木SC 斉藤大介ここにあり。示したベテランのあるべき姿。

16 MF斉藤大介

5試合出場(450分)/30試合中 0得点

 

斉藤大介は開幕から5節秋田戦までスタメン出場。CBの一角として中央でクロスを弾き返すなど堅さを表現していた。

ただ、ディテールの部分でやられて失点の原因にもなっていた。4節福島戦の先制ゴールは、カウンターから相手の左サイドの星広太に中央へカットインを許し、ゴールを許した。チームの決め事としては、ああいうカウンターシーンでは、相手を縦に行かせること、があったがそれを遵守できなかった。

 

頭では理解していたが、プレーで表現できなかった、ということだと思う。それは年齢からくるものでもあると思う。

 

6節から出場はなし。

斉藤はその後、サブメンバーやバックアップメンバーとともに日々を共有する時間が長くなった。

「この年になってサイドバックをやるとは思ってもみませんでしたが、それが今の自分の現在地なんで、やり続けることで道は開けると思っています」

トレーニングマッチではプロキャリア18年の斉藤にして不慣れなポジションをこなすことになったが、嫌な顔を一つ見せず、傍らにいる、若くて試合に出場できない選手たちのお手本であり続けた。

 

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