「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J3第3節Y.S.C.C横浜戦 ハツラツ古波津で今季初勝利。シュートはそのうち入ると信じて次へ。

2017治安田生命J3リーグ第3節
2017年3月25日13時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 2,758人
天候 晴れ、無風
気温 13.6℃
湿度 28%
ピッチ 全面良芝、乾燥

栃木SC 1-0 Y.S.C.C横浜
(前半1-0、後半0-0)
得点者:21分 尾本敬(栃木)

◆栃木SC
GK 15 ジョニー レオーニ
DF 4 広瀬 健太
DF 5 尾本 敬
DF 17 福岡 将太
MF 38 宮崎 泰右
MF 6 古波津 辰希
MF 16 仙石 廉
MF 26 夛田 凌輔
FW 21 牛之濵 拓
FW 19 服部 康平
FW 8 廣瀬 浩二
控えメンバー
GK 1 竹重 安希彦
DF 18 坂田 良太
DF 7 菅 和範
MF 11 岡﨑 建哉
MF 14 西谷 和希
MF 28 安藤 由翔
FW 9 竹中 公基
監督 横山 雄次

59分 廣瀬→西谷
65分 服部→竹中
88分 仙石→菅

古波津のハツラツプレーがこの日のゲームを支配した。(写真 永島一顕)

 

竹中は大声でも出して雰囲気を一掃してみてはどうか

試合映像を何度も見返しているうちに、シュートが入らないものは入らないんだからしょうがあんめえよと思えてきた。

プレシーズンからずっとこうだし、開幕節琉球戦もシュート14本でノーゴールだし、今に始まったことではない。

ゴールが決まるようになるには、指揮官も繰り返すとおり、練習からそれぞれがフィニッシュの質を上げる意識をもちながら繰り返すこと、チームとしてチャンスを数多く作り出すこと、で保険として補強の準備を着々と進めること、これしかない。

 

いまできる最善を尽くすしかない。チャンスの数は十分に作っているのだから最善に近いところは突いている。

まあでも練習からもっとシュート練習を取り入れてもいいかなとは思う。次節まで中7日。1日くらいシュート練習だけの日があってもいい。かつて桜木花道は安西先生のシュート2万本メニューを一週間こなしてシュートの精度を格段に上げている。やろうぜ2万本。

 

後半途中投入された竹中公基が79分、前節ラストに迎えたビッグチャンス同様のビッグチャンスをまたもわずかに外してしまったとき、竹中自身は悔しがるというよりも、やべえ……という神妙な、ちょっと青ざめたような表情で自陣方向へ戻っていく姿が気になった。あんまり気にし過ぎると“イップス”にかかる恐れもあるから気を付けたほうがいい。

あれだけ豪快に外すのも滅多にないし今のところ、まあそのうち入るよ、という表現が一番合っているのは竹中のように思える。

 

こういうときは辛気臭くならないで、空に向かって大声でも出して、腹の内側にこもっている淀んだ空気を吐き出してしまうのも一つの手なんだと思う。竹中よ、古波津辰希を見ていてそう思わないか?

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