【PLAYERS Column】栃木SC 和田達也 前節殊勲の決勝アシストも、謙虚に、すでに次の照準へ。
5節アスルクラロ沼津戦の後半アディショナルタイム。
土壇場で決勝ゴールを決めた西谷和希がメインスタンド方向へ走っていく背中を、和田達也は喜びを爆発させながら追っていた。
次の瞬間、目の前に二人の影が飛び込んできた。松田正俊ヘッドコーチと浜岡寛コーチだった。
「今年のキャンプのときからバックアップメンバーはあの二人のコーチにずっと面倒をみてもらったので、真っ先に自分のところに来てくれたときはすごくうれしかった」
松田と浜岡が真っ先に自分のところに駆け寄り、頭をもみくちゃにする。たちまち和田の周りにも何重にも輪ができあがった。
「よくやった!」
仲間たちの手荒い祝福が、和田の小さな身体をあっという間に飲み込んでいく。
栃木にきて初めてリーグ戦でベンチ入りすることが告げられたのは、試合前日のことだった。
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