【無料記事】【レポート】栃木SCジュニアユース 名門マリノス撃破でベスト8進出、全国大会出場が確定。”先輩越え”を目指す戦いは続く。クラブユース選手権(U-15)関東大会
現高校3年生世代はこの後決勝進出で準優勝まで
クラブユース選手権(U-15)関東大会は、24日と25日に2、3回戦が行われ、栃木SCJYは既報どおり連勝した。この結果ベスト8に進出し、全国大会出場を確定させた。
2回戦の上州FC高崎戦は、後半開始直後にMF柴田大地のミドルシュートで先制すると、さらにDF高島悠作、DF吉野陽翔がそれぞれCKから得点。3-1で勝利した。
3回戦の相手は、名門横浜F・マリノス。関東リーグでは2敗(2-3、2-4)を喫しており、先だってのU-18関東大会でもユースが大敗している栃木SC関係者にとっては因縁の相手。前半終了間際に、MF今泉凛平のゴールで先制すると、マリノスの反撃をGK津久井政樹を中心とした粘りの守備で振り切り、今年3度目の対戦でリベンジを果たした。連戦というタフな戦いのなかで足を攣る選手が続出したが、これ以上同じ相手に負けるわけにはいかない、という闘志を前面に押し出した鬼気迫る戦いで掴み取った勝利だった。
夏の全国大会出場は3年ぶり2度目、現高校3年生の世代以来となるが、先輩たちが成し遂げた偉業(関東大会準優勝)を超えるための戦いはこれから。準々決勝の日程は、以下のとおり。
7月2日(日)13時~ vs Wings (日産自動車追浜総合グラウンド)
対戦相手のWingsは、栃木のウイングスSC同様、東京ヴェルディの準支部チームだ。今大会では、関東1部首位の鹿島、同3位のFC東京深川を破り勢いに乗っている。難敵であるのは間違いないが、さらに高みを目指す栃木SCJYにぜひ熱い声援をお願いします。
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この2連戦で八面六臂の活躍を見せたダブルボランチをご紹介
MF17 柴田大地
疲れを知らないハードワークで、セカンドボール奪取に絶対の自信を持つ。上州FC高崎では、相手のクロス処理のこぼれ球を直接叩き込み、先制点を挙げた。
MF6 清村陽空
高いキープ力とパス能力を持つ、中盤の司令塔。配球役に徹することが多いが、マリノス戦では自らも積極的にミドルシュートを放っていた。
(文 編集部スタッフ)