「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【無料記事】【レポート】栃木SCユース 次に繋がるポジティブなドロー、初戦モンテディオ山形戦。日本クラブユース選手権(U-18)第1日

GK中島の好セーブなどで価値ある勝点1を獲得 

 

日本クラブユース選手権(U-18)は23日第1日の試合が行われ、栃木SCユースはモンテディオ山形ユースと対戦。0-0のドローで勝ち点1を獲得した。 

ボールを繋いでくる山形に対し、栃木はカウンター&サイド攻撃で応戦。左の本庄竜大、川原丸暉、右の坂本昂優、中三川海斗を裏に走らせチャンスを作り出す。一進一退の攻防が続いた試合は、終了間際に相手にペナルティキックを与えてしまう絶体絶命のピンチに。しかしこの大ピンチをGK中島健人がスーパーセーブで凌ぎ切り、栃木が貴重な勝ち点1を獲得した。遠く群馬まで駆けつけた多くのサポーター、保護者(去年のメンバーの保護者の皆さんも)を熱くさせるゲームを披露することができた。

明日24日は、川崎フロンターレとの対戦が行われる(9時~ 前橋市宮城総合)。川崎は今日の大分戦でU-17代表の宮代大聖の2得点など4-0で圧勝した。非常に攻撃力の高い相手であるが、今日と同様に粘り強い守備からチャンスを手繰り寄せたい。

(文 編集部スタッフ)

 

栃木SCユースメンバー【4-4-2】

GK16中島健人

DF15中三川海斗

DF4金田智明

DF5川野秀悟

DF6川原丸暉

MF9坂本昂優

MF14神野淳

MF7山本廉

MF11本庄竜大

FW10早乙女達海

FW18長谷川淳也

交代

後22分18長谷川→17柳陸斗

後34分10早乙女→24鈴木隼斗

後40+5分7山本→2藤原龍司

 

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GK16 中島健人(3年)

終了間際のPKセーブのみならず、再三の好プレーを見せて勝ち点をもぎ取った守護神。ユースに入団する以前は、サポーターとしてもグリスタへ足繫く通ったという「誰よりも栃木を愛する男」から今大会は目が離せない。

好セーブを連発したGK中島健人

 

栃木SCユース浜嶋淳郎監督

■試合後の栃木SCユース浜嶋淳郎監督のコメント

――グループリーグ初戦山形戦はドローでした。試合の率直な感想は。

「正直勝点3を取りにいっていたゲームなので悔しいですが、ただ最後のああいうGK中島の活躍もあり、次に繋がるポジティブな勝点1だと思います。ピンチもあるなか無失点で終われたことはすごく大きいと思います」

――GK中島選手は当たっていましたね。

「あそこまでシュートストップができる試合もなかなかなかったのですが、こういう大舞台でああいうパワーを発揮できるのが大事なことだと思うので非常に良かったと思います」

――試合展開を振り返ってどうでしょうか。

もう少しマイボールの時間を増やしたかったです。相手の3ラインは徐々に開いていくと予想していたので、もう少し後ろの選手たちがボールを受ける勇気を持てればよかったなと。前半は少しロングボールが多かったと思います。途中、(早乙女)達海などがスッと降りてきて、フリーでボールを受けるシーンもありましたが、ああいうシーンをもう少し増やせたらなと」

――後半は奪ったボールを速く裏へ狙っていましたが、あとはラストパスが通ればというシーンがありました。

「そうですね。あそこの質を上げていきたいですね。長い間その課題に向き合っているのですが、どのチームもそうですが、ゴールに近づけば近づくほど、そこの質が上がらないといけないと思っています」

――左サイドは本庄竜大選手が個で仕掛けて何とか、という期待はありますかね。

「そうですね。スペースを見つけて走るのが大好きな選手で、それは達海もそうですが、その彼らの特徴を活かしながらも、もう少し自分たちがボールを持つ時間を作らないといけないと思っています。今日は達海も、(山本)廉も、最後に足を攣ってしまったので、もう少しマイボールを増やして自分たちでボールを動かす時間を作らないといけないでしょうね」

――明日24日は第二戦、川崎フロンターレ戦です。

「試合会場のピッチ状態がそれほどよくないようです。そのなかでも相手が持ち味とするショートパスを繋いでくるのかはわかりませんが、今日の初戦大分戦を見た限りでは、ショートパスを繋ぎながらもスペースをとるのがうまいチームなので、すごいやりづらい相手だと思います。ただ、チャンスはあると思っています」

以上

 

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書いている人は?

●鈴木康浩(すずき・やすひろ)
ライター・編集者。1978年、栃木県宇都宮市出身、法政大学卒業後、作家事務所で下積みしその後フリーに。栃木SCを軸に地方クラブの趨勢とそれにまつわる人々を追う。主な寄稿先に『フットボール批評』など。著書に日本サッカー屈指の守備マイスター松田浩氏との共著『サッカー守備戦術の教科書 超ゾーンディフェンス論』『詳しいことはわかりませんが、サッカーの守り方を教えてください』(いずれもカンゼン)がある。2015年12月に『栃木フットボールマガジン』をスタートし、栃木SCのグラウンドに通う日々を過ごしている。

 

■J論でのインタビュー
「この仕事は小さな仕事を決して疎かにせず、そこに自分のすべてを懸けてできるか。それ以上でもそれ以下でもありません」鈴木康浩【オレたちのライター道】

 

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