J参入後歴代2位となる11,191人をいかに集めたのか? 栃木SC橋本大輔社長に聞く【インタビュー】
9月16日(土)、J3第23節G大阪U-23戦、キックオフは18時。この日は台風の接近に伴い、試合キックオフ時間の降水確率は50%程度を推移。試合天候が観客動員数に大きな影響を与えることは過去の事例から明らかで、この日はクラブが『1万人プロジェクト』を実施しながらも1万人を割るのではないかという見方は強かった。しかしふたを開けてみれば、2009年のJリーグ参入以降、2番目となる11,191人という動員を記録。チームもG大阪U-23に2対0で快勝し、多数観戦していただろう栃木SCの初観戦者たちに最高の勝利をプレゼントすることができた。
この11,191人の動員により今季のホームゲーム11試合の平均入場者数は4,955人に上昇した。今回、クラブは1万人を越える観客をどう集めたのか。今後の展望をどう考えているのか。第23節G大阪U-23戦の試合後、クラブスタッフとともに後片付けに奔走する橋本大輔社長に少しだけ時間を頂き、振り返ってもらった。
新規層の集め方と次への繋げ方
「まず基本的に『夏チケ』というのを毎年夏の時期に行っています。これは社会貢献の名目で、企業から協賛をいただいてチケットにカウントさせていただくもので、企業に協賛していただいたチケットを児童養護施設とか、自治体の関連団体とか、そういう子どもたちを試合に招待する、という目的として行っているんです。『夏チケ』はもう何年もやっていたことですが、今回は夏ではなく9月の試合だったので『スマイルチケット』という名称に変えただけなんです。
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