「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【プレビュー】栃木SC J3第24節FC東京U-23戦 ラスト10試合の大事な初戦。直近2試合と同タイプの相手に勝利し、二度目の3連勝を。

9月23日土曜日。栃木SCJ3リーグ第24節FC東京U-23戦を戦う。現在、栃木SCは12勝7分3敗、勝点43で3位。対戦相手のFC東京U-23は7勝4分10敗で勝点25、12位。前回対戦は8節、西谷和希が試合終了間際の88分に決勝ゴールを突き刺して栃木SCが勝利した。今節のキックオフは18時、栃木県グリーンスタジアムにて。(順位は前節終了時)

前節は「消化不良に終わった」と語る藤沼拓夢。同期の川田拳登に2ゴールを見せつけられ、ライバル心を燃やしているのは間違いない。期待大である。

同タイプの相手に抜かりのない戦いを

 

アウェー鹿児島、そしてホームに戻ってG大阪U-23に連勝。

いずれも苦しい戦いだったが栃木は勝ち切った。

 

鹿児島戦は後半20分過ぎから守備が重く苦しくなった。横のつながり、全体のコンパクトさが薄まりつつあったが、全員で耐えて4点目、5点目を奪って勝ち切った。

続く前節G大阪U-23戦は、その鹿児島戦の反省を踏まえて戦えていた。菅和範が「鹿児島戦よりもよくなった手応えはある」と話すとおり、球際の強さ、横のつながりやコンパクトさといった、締まった守備に必要不可欠な要素が鹿児島戦よりも向上した。

 

それが攻撃面にポジティブな側面を与えた。前節の前半はシュート7本。決定機は3本ほど。

奪ったあとのボールを2トップへ繋げて攻撃を構築するシーン、前からプレスをかけて奪い切り発動するショートカウンター、ビルドアップから2トップに当てて始まる連動したコンビネーション、などなど、指揮官が「G大阪U-23戦は意図的な攻撃ができている点をポジティブな点として選手たちに映像を通して働きかけた」と話すとおり攻撃面での収穫もあった。

 

前節は圧巻の2アシストを決めた西谷和希もこう話す。

「自分たちがいい守備をして、いい形でボールを奪えているから、前にボールを付けやすいというのはあると思う。狙い通りの守備ができているかどうかで、こっちの攻撃の精度が決まる」

 

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