【島崎英純】ナビスコカップ決勝・鹿島アントラーズ戦プレビュー(2011/10/28)

問われるタイトル力

ここ数日、風邪で高熱にうなされ、寝込んでおりました。巷では浦和レッズと鹿島アントラーズとのナビスコカップ決勝戦に向けて盛り上がっているのに、なんという体たらく。心より反省致します。

さて、今回はそのナビスコカップ決勝のプレビューを行いたいと思います。

浦和は10月20日にゼリコ・ペトロヴィッチ監督、アドリエ・ボヘルスコーチとの契約解除、そして堀孝史ユース監督、天野賢一ユースコーチのトップチーム昇格を発表した。チームはその後新体制で臨んだJリーグ第30節の横浜F・マリノス戦を2-1で勝利し、今回のナビスコカップ決勝戦に臨む。

監督が交代したことでチーム内の雰囲気が一変したことは確かだろう。また堀監督の下、新しいチームスタイルで臨む姿勢が横浜戦で見られたことも大きい。ただし、その試合内容はというと、決して劇的に向上したわけではないし、組織的な熟成も感じられない。ユース出身の山田直輝、原口元気、濱田水輝、高橋峻希らは堀監督の考えやスタイルの志向性を十分把握しているだろうが、その他の選手はおそらく手探り状態の中でどうにかバランスを取っている段階だろう。

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