福田正博が浦和のACLでの戦いを斬る! FUKUDA’EYE ACL雑感&FCソウル戦展望
ミハイロ・ペトロビッチ監督は10年以上日本のチームを率いてきて、日本サッカーを理解している。その上で、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(以下ACL)はフィジカル勝負、そしてピッチの問題もあることから、上背のあるズラタンを起用するなど、Jリーグとは異なる采配をしている印象がある。
ズラタンがどのくらいの働きをしているかを評価するのは、実は難しい。ズラタンは浦項スティーラーズ戦でPKからゴールを奪ったが、ACLで数多くのゴールを挙げているのは武藤雄樹と興梠慎三だ。しかし、ズラタンが最前線に入ることによって、前線で身体を張って戦える選手が生まれる。中国、韓国、オーストラリアには屈強なDFが多く、前半から興梠、李忠成などのFWを起用してしまうと疲弊して、後半にパワーを出せなくて抑え込まれてしまう。ペトロビッチ監督はその点をよく鑑みていて、ACL用の選手起用を行っている印象を強く受ける。
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