【無料記事】第三子誕生の遠藤航。“名前決め”の主導権は……【2016浦和レッズ・大原レポート】

■リオ五輪がある年に

3度目にして、初めてその場に立ち会った。AFCチャンピンズリーグ・ラウンド16第1戦・FCソウル戦が行われる18日未明、遠藤航は第三子(男児)誕生の瞬間を病院で迎えた。過去2度の誕生の瞬間も、この日と同じく公式戦当日だったが、今回のケースは試合がナイトマッチで「時間があった」ため、希望して出産の瞬間に立ち会ったという。

「これを3回もやったんだなと思うと、(奥さんは)やっぱりすごいなと」

第三子誕生の瞬間はさすがに「感動した」というが、それ以上に母親の偉大さを痛感した。

三児の中では最も小さい約2,800gの次男の名前は『りお』。名前の漢字はまだこれから決めるという。ちなみに第三子の“名前決め”の主導権を握ったのは双方の両親。一人目の男児(長男)は遠藤本人が、二人目の女児は「嫁が考えた」。次男の『りお』という名前も遠藤本人に異論はなく、「3人目は両親のアドバイスだから、ちょうどいいかな。リオ五輪もある年だし、これも運命かな」と決めた。

「サッカーをやらせたいとは思う。上の子も好きでサッカーをやっているけど、やりたいことをやってほしい。僕は何でも自分で決めろという家庭で育ってきたので、ウチの子も自分で判断・決断できる大人になってほしい」

23歳で三児のパパとなった遠藤は、“ブレない”子育て論を持っているようだ。

Photo&text by 郡司 聡

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