【無料掲載】2016ACLラウンド16第2戦・FCソウル戦[ミハイロ・ペトロヴィッチ監督][記者会見]

○ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
非常に痛い、残念な敗戦でした。前半は相手がいい試合の入りをして、我々は長いボールを蹴るだけの展開になってしまいました。相手がリードするべく1点を取り、前半を折り返しました。

後半に入って、チームは自分たちの狙いとするサッカーを展開してくれたと思います。我々は後半に得点して1-1に追いついて、試合を決定づけなければいけませんでした。延長に入って相手が2点目のゴールを奪った後、チームは非常に勇気を持って、そして力を振り絞って得点を重ねてくれました。この試合、我々は2回ほど勝利する可能性がありました。ただ、延長のアディショナルタイムに3点目を許してしまい、PKになってからも我々が決めれば勝利する状況で決め切ることができませんでした。2回ほど勝利できる可能性のあった試合だっただけに、痛い敗戦でした。

Q FCソウルのロングボールの対策を戦術として準備していたとのことだが、そこの対応が甘かったのでは?

相手は延長後半の最後の方でパワープレーに出てきましたが、我々はパワープレーで失点したわけではありません。我々の対応が悪かったとは思っていません。

Q アウェーゴールのルールを適用されなかった部分が悔しいと思うか?

FCソウルも第1戦でアウェーゴールを狙っていたと思いますが、得点はできませんでした。我々もアドバンテージであるアウェーゴールを狙って90分戦いましたが、残念ながら前半はあまり出来が良くなく、後半はベターな戦いをしてチャンスもありましたが、決めきることができなかった。それだけです。

Q 2回勝つチャンスがあったという話だが、何が足りなかった?

延長後半のアディショナルタイムにゴールされなければ、あるいはPKで決めていれば、我々が勝利していた試合でした。2回のチャンスがありながら決めきれなかったわけですが、ただ、なぜという部分を今、この状況のなかで探すのは難しいことです。

もちろん、サッカーは結果で評価されるスポーツ。延長であのままゴールされずに終わっていれば、あるいはPKで勝利していれば、浦和は素晴らしい試合をしたと高い評価を受けていただろうと。ただ、結果的に勝利を手にすることはできませんでした。結果で評価されるものですが、ゲームの内容はそのままです。サッカーは結果でしか評価されないのはわかっていますし、非常に痛い敗戦だったということだけです。

Q 5番目のキッカーがGKだったのは指示か?

120分の激闘のなかで何人かの選手は非常に疲労していて、足がすぐにつってしまうような状態でした。西川自身が5番目に蹴ることを名乗り出て決まりました。蹴る順番は選手と私が話し合うなかで決めたことです。

« 次の記事
前の記事 »