【無料公開】超満員必至の『さいたまダービー』【大原レポート】

平川が負傷も、ズラタンは復帰濃厚

浦和レッズは明日のJリーグ2ndステージ第4節の大宮アルディージャ戦に向けて、午後3時から大原グラウンドで最終の練習を行った。

1週間に3試合の連戦最後のゲームは大宮との『さいたまダービー』。今節は『Go Go Reds!』デーと銘打ち、小中高生の 全席種が550円、『Go(ゴー) Go(ゴー) Reds(レッズ)!価格』でチケットが販売されている影響もあり、前日17時時点ですでに前売りが54,500枚を越え、明日の埼玉スタジアム2002は超満員が予想される。ホーム、アウェースタンド共にフルハウス必至で、最高の雰囲気の中でゲームが開催されるだろう。

チームは鳥かご、ストレッチ、パスワークの後にミニゲームを実施する通例のルーティンをこなした。ミニゲームでは主力組が3−4−2−1、控え組が大宮を想定した4−4−2を形成し、激しいボールの奪い合いが発生するなど、実践さながらの熱を帯びた練習内容となった。ただ、その中で控え組の左サイドバックを務めていた平川忠亮が相手選手と交錯して左足を痛め、練習を途中で切り上げるアクシデントが発生してしまった。平川は足を引きずりながらクラブハウスへ戻り、練習後は足首にテーピングを巻いて松葉杖を付いて去ったため、明日のゲームへの帯同は難しいだろう。

ただ、仙台戦前まで別メニューだったズラタンが全メニューを消化し、明日のゲームへの帯同がほぼ決定した。他に興梠慎三と森脇良太がミニゲームを回避したが、コンディション調整が名目で、明日の出場に問題はないようだ。

今節をもってリオ・オリンピックに出場する興梠と遠藤航のふたりがチームを離脱する。ふたりにとっては連勝を維持したままチームを離れてオリンピックでの戦いに注力したいだろう。ふたりは最低でもリーグ戦4試合を欠場することが決まっているため、チームとしても今後は彼らに代わるバックアッパーの出現を期待したいところ。明日のゲームでは途中出場の選手たちの奮闘も注目点になる。

今日の練習中は幸い気温がそれほど上がらず、降雨もなく快適な天候の中で体調をしっかり整えることができた。明日の『さいたまダービー』はテンションの高いタイトゲームになるのは必至なだけに、まずは心身共に落ち着き、究極のゲームに臨んでもらいたい。

Text by 島崎英純

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