年間勝ち点1位を決めるも、 浦和が目指す頂きは先にある【島崎英純】2016Jリーグ2ndステージ第17節・横浜F・マリノス戦レビュー

強烈な守備布陣を敷いたマリノス

エリク・モンバエルツ監督の横浜F・マリノスは強烈な守備布陣を敷いた。4バックの前方に3人の中盤が並ぶ。当初は天野純がトップ下に入るかと思われたが、彼はアンカー的役割の喜田拓也の左前方に位置して構え、兵藤慎剛も喜田の右前方へ入った。また、サイドアタッカーの齋藤学と前田直輝も浦和のサイドアタッカーをケアすべく最終ラインまで戻るので、横浜の攻撃の担い手は1トップの富樫敬真ひとりになった。しかしモンバエルツ監督とすればこれもプラン通りで、横浜の選手たちは秩序立った動きを見せていた。

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