【無料掲載】2017明治安田生命J1リーグ第1節・横浜F・マリノス戦[齋藤学(横浜FM)][選手コメント]

○齋藤学
Q 試合前から浦和のDFラインの前が空くというのは分かってプレーしていた?
自分が受ける位置をすごく気にしていました。自分が仕掛けるポイントが何回もあったので、ああいうシーンが起きたのかなと。元々、あそこが空くというのは知らなかったので。ただ、やっている中で自分がドリブルしていると2、3人寄ってくるのと、(自分の仕掛けが)怖くなって来てくれるので少し空くのかなというのは1、2回のドリブルでなんとなくは感じていました。バブンスキーが点を取る前の決定機の場面もそうでしたし、あそこは空くかなと。ただ、バブンスキーも(前田)直輝もウーゴ・ヴィエイラも(富樫)敬真もすごくいいタイミングで入ってくれたので、そこはいい連携が取れていたと思います。

Q カウンターが切れていたが、攻め残る意識は?
マルティノスと僕のところだったり、控えだと遠藤渓太とか直輝とかワイドで速い選手がすごく多いので、守備もがんばらないといけないけど、どの割合でやるかが個々で違ってきますし、そこをおろそかにすると簡単にクロスを上げられてしまいます。前半もマルとマツケン(松原健)がなかなかコミュニケーションを取れないことがあったので、ああいうシーンは少なくしていかないといけないですけど、その分、カウンターの威力は増すので、そこの割合はこれから突き詰めていけばいいかなと思います。ただ、僕達のチームはまだ若いので、しっかりした戦術を体に染み込ませて、守備はサボるところではないので、しっかり自分の役割をまっとうしなければいけないと思います。

Q 先制して逆転され、また逆転という展開だったが?
1点目の後、僕が決定機を外して。敬真が横にいて、僕の判断ミスで出さないで、その後に2失点したので、ちょっとメンタル的にしんどかったんですけど、ウーゴが入ってきて、ちょっとチャンスっぽいのが何回か作れて、我慢すればチャンスがくるかなというのは感じていました。ラスト20分くらいからは、絶対にチャンスがあるなと思ってプレーしていました。(天野)純のCKからウーゴの点で息を吹き返しましたし、最後に直輝が点を取る前の、僕からウーゴに出したのも決まっていてもおかしくないシーンだったので。オープンになってから良くなるというのはチームとして良いことではないですし、しっかりポゼッションしたいですけど、ただそういうパワーがあるというのはこのチームの伸びしろを考えると、良い武器なんじゃないかと思います。後半の入りがみんなの体が重かったりしてちょっと良くなかった中、(飯倉)大樹くんだったり、DF陣が踏ん張ってくれて、2失点で抑えてくれたのが大きいと思います。チームみんなでつかんだ勝利だったと思います。

Q ペトロヴィッチ監督が記者会見で褒めていたが?
僕は一対一で止められたから全然、自分のおかげだと思っていないですし、開幕の1勝というだけなので、これから勝っていくためにもっとやっていかないといけないことが多くあります。そういう言葉はうれしいですけど、まだまだ成長していきたいと思います。

Q キャプテンで背番号10で迎える開幕だったが、違ったものはあった?
まあ、ゼロじゃないですし、責任とかプレッシャーはありますけど、ピッチに立ったらそれでうまくなったり、強くなったりするわけじゃないので。自分のプレーを心がけないといけないですし、なによりこのチームには経験豊富な選手、ボンバー(中澤佑二)だったり、(栗原)勇蔵くんだったり、マチ(中町公祐)だったり、今日は出ていない選手たちもパワーになってくれているし、その中で僕はただキャプテンをやっているだけなので、特に何かしているわけではありません。ただ、これからチームが良くなるためにいろいろとやっていければいいと思います。

« 次の記事
前の記事 »