【無料掲載】2017明治安田生命J1リーグ第1節・横浜F・マリノス戦[エリク・モンバエルツ(横浜FM)][監督コメント]

○エリク・モンバエルツ監督

非常に難しいですけど、チャンスの多い、インテンシティの高いゲームだったと思います。浦和というJリーグのトップチームとの対戦なので、こういうことはある程度予想できていました。勝利できたことはもちろんうれしいですが、もう少し自分たちがボールをうまく持てたら、という部分は残念なところです。ゲームをやっていく内に、自分たちのポゼッションも向上してくると思いますし、自分たちのプレーをもっと出していけるようにしていきたいです。

今日に関しては、選手はフィジカル面を最後まで出し切ってくれたと思いますし、メンタル面も素晴らしかったと思います。ここまでチーム全員、出ていないメンバーも準備してきたので、途中から入ったメンバーも最後の10分、15分で結果を出してくれたことを称えたいと思います。

Q 前半は良くて、後半は落ちたように見えたが?
ちょっと説明できないという感じです。後半も前半と同じようにやりたかったです。ただ、リードしていた展開で守りに入ってしまった、選手が浦和のロングボールを警戒しすぎた、予測しすぎたこともあって、ちょっと下がりすぎてしまったと思います。

Q 新戦力がフィットしていたように見えたが? また交代策もうまくいったが、それは試合展開が狙い通りでない中でも想定していたとおりか?
新戦力がチームにうまく入れているのは、今シーズンは早い時期から合流できていたのが理由のひとつだと思います。チームの雰囲気、プレー、やり方を理解する上で、早く合流できたのはアドバンテージになったと思います。我々のグループは選手の力が拮抗しているので、途中出場の選手も先発で出るだけの力を持っています。ウーゴも違いを生み出せるクオリティを持っているのはわかっていたので、今日ああいったプレーができるとは思っていました。直輝も高いクオリティを持っているので、彼らがフレッシュな状態で入って違いを生み出すことは予想していました。今日はそれがうまくいったと言えると思います。

Q ポゼッションサッカーをしたいという話だが、浦和と鹿島のゼロックス杯もそうだったが、両チームともボールを持ちたいと思っていても、最終的にはいつも浦和がポゼッションで優位に立つ。今日も同じ展開になり、マリノスはショートカウンターで、浦和の後ろが薄い中で斎藤選手がボールを持ってチャンスを作った。真意はポゼッションよりカウンター狙いにも見えたが?
最初に言ったが、できればもう少しポゼッションをして、ゲームをコントロールしたかったです。でも、それよりもまず一番に勝利を目指すこと、それが大事なことです。戦術的な分析をしなければいけません。自分たちの武器は両サイドの強みであり、サイドで背後のスペースを狙っていく強さがあります。

一番に考えるべきは、今日のゲームに関してはポゼッションではなく、どう自分たちの強みを生かしていくか。浦和のボールを奪うのは今日は難しかったです。本当はもっと守備のところでボールを奪い、自分たちがやりたい攻撃もしたかったが、それがなかなかできなかったので、戦術的に今日の試合を分析しながら、自分たちの武器をどう生かすかを考えてカウンターを狙うという考えに適応していかないといけない。

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