突かれた弱点、繰り返す失点 問題点を克服できるか【島崎英純】2017Jリーグ第1節・横浜F・マリノス戦レビュー

焦点となった齋藤学

オーストラリア・シドニーでのAFCアジア・チャンピオンズリーグ・グループステージ第1節から中3日。浦和レッズは今季Jリーグ開幕戦を日産スタジアムで迎え、横浜F・マリノスと対峙した。

浦和は『2017 FUJI ZEROX SUPERCUP』の鹿島アントラーズ戦(●2ー3 日産)、ACL・ウエスタン・シドニー・ワンダラーズ戦(○4ー0 キャンベルタウン),そして今回の横浜戦( 日産)と、まだ一度もホームの埼玉スタジアムで戦っていない。しかも過去3戦は中2日、中3日と続く日程で、今試合が今季公式戦初戦となる横浜に比べてスケジュール面のハンディがある。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督にはチーム構成を鑑みながら適切な選手起用を施す役割があり、その采配は以下のスタメン陣容で示された。

左足内転筋を痛めていた柏木陽介が今季公式戦初出場で右シャドーに入った。また、ウエスタン・シドニー戦に帯同しなかった駒井善成が右サイドに入り、1トップには満を持してラファエル・シルバが先発した。ただ、その他はウエスタン・シドニー戦に出場した選手たちで、ペトロヴィッチ監督がファースト・プライオリティに定める選手たちがリーグ戦の開幕を飾った。

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