【無料掲載】2017AFCチャンピオンズリーググループステージ第3節・上海上港戦[ミハイロ・ペトロヴィッチ][監督コメント]

○ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
今日のゲーム、前半は特に我々はボールをつなぐのを怖がったのか、非常によくないものでした。上海の方が出足がよく、我々に圧力をかけてきました。ただ、2失点に関しては自分たちがミスで相手に与えてしまったようなものでした。ただ、前半は相手が我々を上回っていました。

後半に入って2人の選手を入れ替え、2-1、あるいは同点とすべく、より攻撃的な布陣で戦いましたが、そういう中で長いボールがフッキ選手に入り、その場面で我々は3人くらいが対応していたと思いますが、中途半端な形で対応したために3失点目を喫してしまいました。0-3の後、相手には4点目を取るチャンスが7番の選手にあったと思いますが、その選手が放ったシュートを我々のGKがよく止めて、それから我々がボールを動かして主導権を握りながら相手ゴールに迫るシーンをいくつか作れたと思います。

その中で3-2にするところまでいけましたが、もう少し時間があれば、あるいはもう少し攻撃的な形を同点にできたかなと思いますが、ざんねんながらそれを成し遂げることはできませんでした。試合を全体的に見渡すと、今日のゲームは上海が勝利に値するプレーをしていたと思います。

Q 前日会見で上海の外国人選手4人と7番の選手が印象に残っていると話していたが、今日の1点目を決めた選手は中国期待の選手。どう感じたか? また去年対戦した広州恒大と比べてどちらの方が素晴らしかったか?
1点目の得点、27番のセンターバックの選手が取ったと思いますが、我々の選手がクリアしたボールがたまたま頭に当たってゴールになったと思います。あれはサッカーではたまに起こる、偶然的なものだと思います。その得点に関して、その選手がどうであったかというのは評価しにくいものがあると思います。

我々の2失点目に関しても、我々のところに来たボールを蹴ったものが相手の9番に直接渡り、それを空いているゴールに蹴り込んだものですが、やはりサッカーではたまに起こる失点です。特に我々のように後ろからしっかりボールをつなぐチームでは、起こってはならない失点ですが、たまに起こってしまうのは仕方ないと思います。

27番の選手が得点をしたことはもちろん素晴らしいことだと思いますが、それ以外でも守備で素晴らしいプレーをしていたと思っています。

2つ目の質問、私が比較できるのは昨年戦った広州恒大、そして今日戦った上海ですけど、私は今日戦ってみて思ったのは、上海の方が攻撃面で質の高い選手が多いということですし、チームとしてもボールをつなぎながら攻撃のオーガナイズが整っています。今、広州と上海のゲームを見ても、私の感想では上海の方が強いと思っています。

Q 監督から見て、上海が今年のACLで優勝する可能性はあると思うか?
中国のチームは、よく規律を守れない選手がいることが多いですが、上海は全員が規律を守るしっかりとオーガナイズされたチームです。そして、前には攻撃面で質の高い選手が揃っていますし、それを見ればACLでも十分にファイナルまで進める力を持っているチームと言えるでしょう。もちろん、この先どういった結果が待っているかは誰もわかりませんが、その可能性のあるチームであると私は思っています。

Q ハーフタイムに浦和の選手が審判に何か言っていたようだが?
私はすぐにロッカールームに戻ったので、選手が何を話したのかはわかりません。話は少し変わりますが、我々は第4節を日本で上海で戦います。おそらく、ここにいる方の何人かは日本に来られると思いますが、必ずリベンジしたいと思っています。

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