【無料掲載】2017明治安田生命J1リーグ第8節・コンサドーレ札幌戦[四方田修平(札幌)][監督コメント]

○四方田修平監督(札幌)
今日の試合については、ある程度守備をしっかりと安定させながら、相手の隙を突いてカウンターで得点を狙う、そういうテーマを持って臨みましたが、プレッシャーをかける部分と自制をする部分のバランスが非常に難しくて、前半に関しては少しそこが消極的になってしまったような感じがしました。ただ、後半に関しては、少し前に出て行く姿勢も出せましたし、最後まで選手が果敢に戦ってくれた結果、どちらに転ぶか分からないゲームを作れたと思います。そこに関しては次につながるものであったと感じています。最後まで、サポーターの声援が力になりました。連戦が続くので、切り替えてがんばっていきたいと思います。

Q 今日は守備ブロックを作るときは5-4-1で、攻撃時は1トップ2シャドー?
そうですね、攻撃は3-4-3で、守備は5-4-1という並びで戦いました。

Q 前節は3ボランチだったが、今節の布陣の狙いと成果は?
浦和がサイドチェンジを非常に多用してくるので、振られたときに3人の中盤だと追い切れないというところで、4人で守備をしながらと考えました。

サイドで足りなくなるというシーンはある程度少なかったのですが、局面で打開されてピンチになることはありました。ボールにいけたときは、うまくインターセプトする場面も出ていたので、その辺のバランスは難しかったですけど、ゲーム中に後半は少し修正できたと思います。

Q プレッシャーと自制のバランスについて、具体的には?
全部が全部、いきすぎると後ろに隙が出てしまうので、90分やり通すことに関しては現時点では難しいという考えの中で、ある程度後ろは安定させながら、ただしボールに対してはしっかりとプレッシャーをかけにいって、自陣では制限をかけながら積極的に奪う場面を少しでも増やしたい、そういうコンセプトで今日は臨みました。

前半に関しては少し消極的で、やられたくないという意識が選手の中で強かったのか、ボールに行く場面が少なかったと思いますし、結果的にラインも少し下がってしまったと考えています。

Q 後半は全体的に押し上げて、イニシアチブも握れたと思うが?
守備に関してはハマる場面が増えてきたことと、攻撃に関しては相手のプレッシャーに少し慣れてきたことがあると思います。

Q 首位のチームと対戦する気負いはなかったか? 選手にはどういうことを話したのか?
自分たちは失うものはない、チャレンジャーとして挑んでいくしかない、その意味では思い切ってやっていこうということで、選手もスタッフも、いいムードでピッチに入りました。気負いはなかったですが、前半は少し消極的だったのが残念な部分ではありました。

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