【無料掲載】2017明治安田生命J1リーグ第９節・大宮アルディージャ戦［渋谷洋樹監督］［記者会見］

2017年04月30日 19時06分　
カテゴリ： ★無料記事 • コメント • ニュース • 最新ニュース
タグ： さいたまダービー • アルディージャ • 大宮 • 渋谷洋樹監督

○渋谷洋樹監督
ダービーということでお客さんが超満員というのは分かっていましたし、試合前から我々のファン、サポーターと浦和レッズさんのファン、サポーターの方が非常に盛り上げてくれて、選手にとっては非常に素晴らしい舞台を整えてくれているなと、このダービーを迎えるときにはいつも思っています。今日もレッズさんも含めると、1万2000人以上の方に来ていただきました。ここ8戦で勝てず、ルヴァンカップでも勝てず、2カ月勝てない中でファン、サポーターの方が熱く応援してくれていることに対しては本当に感謝を申し上げます。

昨日しか練習していないので、準備はできなかったのですが、それでも選手が本当にイメージを共有して、今日のゲームに対してしっかりとプレーしてくれたこと、これは選手の力にすぎないという風に、今日の勝利については思います。ルヴァンカップ含め、試合に出られない選手を含めて、今日は本当に一丸となって戦って勝利できたこと、これは絶対にルヴァンカップの仙台戦、その次の札幌戦に勝利という形で続けていかなければ、何もはじまりません。今日勝ったからといって何かが変わったわけでもありませんので、今日の勝ちを次につなげられるように、全員でまた準備をして、向かっていきたいと思います。

Q　キャプテンマークを金澤選手に託した理由は？　また5-3-2の狙いは？
ガンバの時は（渡部）大輔でしたし、チームキャプテンが彼ら３人（江坂任、横谷繁、渡部大輔）なので。ゲームキャプテンはその時にいろいろと。基本的にはキクがやったり、繁がやったりしますけど、大輔はちょっとプレーに集中させるために今日は慎が。彼もずっと大宮を背負ってきているので、彼に託して。彼が発信することによっていろいろ変わるかなと思ったので。

守備のやり方は、あの形では興梠選手のところが危ないし、浮かせて４枚でスライドする時間がかかるよりは少し見ながらやって、レッズさんはポジションがフィックスしているところがあって、そこの精度がすごく高いので。１つ１つズレたタイミングで持っていく力があります。最初に少し見て、下がったときについていけば、ボランチの役割と一緒なので、奪った時に出ていくイメージをしていました。

Q　無失点だったが、手応えは？
今日は形が違うので。本当だったら、私の4-4-2で普通にやって守りきれば、次の評価になりますけど、今日はレッズさんの攻撃力を考えた上での対応だったので、次につながるかと言えば、どうなのかわかりません。ただ、ハードワークするところはよかったと思います。守備のタフさ、ボール際、それはレッズさんもすごく強いですけど、今日くらいのを最低限としてやっていかないと、次にはつながらないと思います。今日の勝ちをつなげていかないと何もならないし、これまでもやってくれていましたけど、それが結果に結びつかないと、だんだんゆるくなったと見られがちですけど、私は普段からやっていると思っているので。２カ月、勝利を挙げられなくて、選手に苦労をかけて申し訳ないという気持ちでいます。次は仙台戦に向けて、いい準備をしていきたい。

Q　２カ月勝利がなかった中で、ここからの巻き返しの意気込みは？
前半、オープンチャンスは実は我々の方がもしかしたら多かったのかなと。あそこで決め切る力がないと、たぶん上にはいけないと思います。後ろが失点しているから、ではなくて、前線がしっかりと得点を決めることが絶対的に必要だと思いますし、その集中力を高めていってほしいと思います。そうじゃないと、上には絶対にいけないので。上にいる他のチームの鋭さだったり、今日は後半はレッズさんの方がたくさんチャンスがあったと思いますけど、外しているからレッズさんも勝てなかったと思います。３点、４点、５点と入れるチームなのでレッズさんは。今日は１点しか取れませんでしたけど、ストライカーが決め切る力をもっとこだわってやっていかないと、上にはいけない。今日も作りまでは少しずつできるようになっているので、札幌戦もそうですけど、そこの部分を高めていかないと。この１勝を弾みにするしかないので、選手はここで一息つかず、次に向けてやっていかないと。

Q　気持ちの部分を出せた要因は？
瀬戸際まで来ている人間の力が出たのかなと。ダービーということで、体力的、フィジカルの部分が出たというのもあったと思います。ただ、練習でできているけど、失点を先にしたり、選手たちのリズムが少しずつ欠けてきていたのかなと。この勝利をいい方向に向けていきたい。

４月に入って、ルヴァンカップの清水戦でも良くはなってきているというのはわかっていたので。２月、３月に比べれば、もう少しでという。ガンバさんの試合はちょっと、みなさんに申し訳なかったし、我々にとってもショックのすごく大きなゲームだったので、立ち直るまで私自身も時間がすごくかかりましたけど、選手は普段からやっています。選手には普段から、みんななら絶対にできると言っています。いつも言っているように、選手がスムーズに動ける、たぶん共有できるようなコーチングをしていませんでしたが、今回はみんながすっきりと入れていたと思うので、それを続ければ、ああいうタフなゲームができると思います。

うまくいっていない時は、だいたい一人だけボールに行っていたり、ボールを持ったら周りが動かないとか、そういう部分での共有がなかったと思いますが、今日は昨日少ししか練習していませんけど、攻撃のところでも、右サイドはスムーズだったので、今日もそのままいけるかなと思っていましたし、それが今日は良かったと思います。